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===== キリスト教圏の場合 =====
ムスハフは、キリスト教圏では、ラベル付けされている。
ムスハフでは、キリストは十字架では死んでおらず、身代わりの弟子が死んだ、という見解を啓示している。それらの見解は、神の自己認証だけを証拠として啓示されているので、虚偽の書と指摘される素地は、啓示自体の中にあるようだ。また、聖書の記述について下された啓示が、誤った歴史認識による、矛盾を含んだ真理として記録されている場合がある。(三位一体を神、イエス、マリアとするなど)。それは、ムハンマドという一個人を中心とした範囲に広まっていた異端的なキリスト教についての啓示が下されていた、ということと解釈されている。<ref>『聖典「クルアーン」の思想』大川玲子著 講談社 2004年 P118</ref><ref>初期のキリスト教の中には、イエスが十字架につけられて死んだことを信じなかった宗派があったとされる。ムハンマドもこれと同じように考えて、それは虚言であるとして、彼らの虚言を非難していたものであるとする解釈もある。(『コーラン 1』藤本勝次 伴康哉 池田修 中央公論新社 2002年 P130 注9)</ref>