「佐々木史朗 (音楽プロデューサー)」の版間の差分

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== 人物 ==
* 学生時代はアニメをほとんど観ていなかったが、入社当時ビクターがアニメレコードに力を入れるようになり、大阪営業所で一番若い佐々木が担当を命じられた<ref name="profile"/>。アニメ雑誌で情報を仕入れ、アニメイベントの司会などをこなしているうちに、本社のアニメセクションの課長に知られて東京に戻ることになった<ref name="profile"/>。その頃まで、当時はアニメ(TVマンガ)は童謡と同じ「学芸」部門扱いで、スタッフも年配者が多かったが、自分たちのような[[ロック (音楽)|ロック]]以降の世代感覚を取り入れていきたいと思い、とがったことをしている作曲家にアニメ音楽を任せる、という作家探しを意識してきた<ref name="otona"/>。
* マクロスシリーズの中では、初めて担当した『[[超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-]]』に愛着がある。師匠である永田守弘ディレクターが手がけた『[[超時空要塞マクロス]]』の音楽が大ヒットしていたというプレッシャーはあったが、[[鷺巣詩郎]]と組んで満足いく仕事ができたと思っている<ref name="otona"/>。『[[マクロスプラス]]』ではCMやゲーム音楽を作曲していた[[菅野よう子]]に声を掛け、その後もアニメ音楽における菅野の活躍を支えてきた(佐々木いわく「落馬状態で手綱を持ったまま引きずられている感覚です(笑)」<ref>「飛ぶ犬の挑戦」『月刊ニュータイプ 2011年11月号』、角川書店、2011年、209頁。</ref>)。
* ほかに印象に残る仕事として、[[田中公平]]と組んだ『[[トップをねらえ!]]』(1988年)を挙げている。サントラ『トップをねらえ! 音楽大図鑑』ではCD再生機の曲番表示の最大値である99チャプターを使い切るというお遊びを行ったが、アナログのマスターテープを手作業で仕上げる際、チャプター間に無音のテープを挟み込む作業のため2日徹夜した<ref name="otona"/>。
*[[坂本真綾]]はデビューシングル「[[約束はいらない]]」を録音した時、佐々木がまだ子供みたいな自分を実の娘のように可愛がってくれたといい、「今でも私にとっては父親のような存在ですね」と語っている<ref>「Interview 坂本真綾」『オトナアニメ年鑑2013』、洋泉社、2013年、142頁。</ref>。
* 裏方ながら歌や演奏はプロ並みに上手い。坂本は[[井上芳雄]]とのデュエット曲「星と星のあいだ」を自作する際、佐々木に仮歌を歌ってもらいテストをしながら作曲した<ref>{{Cite web |title=坂本真綾「Duets」特集|坂本真綾×堂島孝平×土岐麻子 ないものねだりな3人の「Duets」クロストーク |url=https://natalie.mu/music/pp/maaya14/page/4 |website=音楽ナタリー |page=4 |date=2021-03-27 |accessdate=2021-10-31}}</ref>。『[[マクロスΔ]]』第11話の挿入歌「[[Fire Bomber#熱気バサラソロ|REMEMBER 16]]」は、アフレコスタジオで佐々木がアコースティックギターを弾き、[[小清水亜美]]と[[東山奈央]]が一緒に歌って録音した<ref>『マクロス音楽の全軌跡 1982-2018 歴代アーチスト/クリエイター証言集』、一迅社、2018年、221頁。</ref>。
 
== 作品 ==