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'''官位'''(かんい)は、[[朝廷]]内での官職と位階の序列をあらわす。
 
現在まで続く正一位を最上とする制度は大宝元年([[601年]])に冠位四十八階に変わって導入されたのが始まりである。官職と官位は大体相関関係にあるが、時代によって相当官が変化することや、下位の官位のまま高位の官職に就く場合(守)、高位の官位で下位の官職につく場合(行)もある。また、官職を持たずに官位を持つ場合(散位)もあった。皇族には別に一品(いっぽん)〜四品(しほん)の官位が設けられていた。
 
正一位を最上位として、少初位を最下位とする三十階の位階に分かれている。同位であれば正が上位、従が下位であり、四位以下にはさらに上下の区別がある(正四位上など)。その中でも、従五位下以上と六位の[[蔵人]]は、昇殿を許されたために[[殿上人]]、[[太政官]]のうち従三位以上もしくは[[参議]]の事を[[公卿]]と呼んだ。五位に昇ることを叙爵、冠(こうぶり)賜る、という
 
王族は、従五位下から官位が与えられ、また[[蔭位の制]]のにより、祖父または父親が従五位下以上の場合、自動的に官位が与えられた。その為、有力貴族はスタート地点から優位な位置におり、少数貴族による上位の官位独占をもたらした。