「TCP/IPモデル」の版間の差分

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'''TCP/IPモデル'''とは、[[インターネット]]において利用されている[[通信プロトコル]]のセットである[[インターネット・プロトコル・スイート]]を、階層構造に分類した[[モデル (自然科学)|モデル]]である。アプリケーション層、トランスポート層、インターネット層、ネットワーク層の4層で構成される。
 
DARPAモデルという呼称でも知られるが、これは[[インターネット]]の研究開発を行っていた[[DARPA]]に由来する<ref>{{Cite web|title=The TCP/IP Guide - TCP/IP Architecture and the TCP/IP Model|url=http://www.tcpipguide.com/free/t_TCPIPArchitectureandtheTCPIPModel.htm|website=www.tcpipguide.com|accessdate=2021-08-23}}</ref>。元々は確固たる仕様や定義はなく、[[Internet Protocol|IP]]や[[Transmission Control Protocol|TCP]]や[[User Datagram Protocol|UDP]]などの仕様中に個々に、あるいは暗黙の前提として存在していたものだが、後から RFC 1122 で1つにまとめられた。
 
== インターネット・プロトコル・スイートの階層 ==
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| [[ファイル:UDP encapsulation.svg|thumb|none|300px|任意のデータが[[User Datagram Protocol|UDP]]データグラム中に、[[User Datagram Protocol|UDP]]データグラムが[[Internet Protocol|IP]]パケット中にカプセル化される概念図]]
|}
IP群はプロトコルとサービスを[[カプセル化 (通信)|カプセル化]]する事によって[[抽象化 (計算機科学)|抽象化]]する。 通常、より上位層のプロトコルはその目的の達成に役立てるために、より下位層のプロトコルを用いる。 これまでIETFはインターネット・プロトコル・スタックを RFC 1122 で定義された4層から変更した事はない。 IETFは7層からなる[[OSI参照モデル]]に従うような試みはせず、また標準化過程(Standards Track)にあるプロトコル仕様やその他の構造上の文書をOSI参照モデルに対して参照する事もしない。
 
{| class="wikitable"
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TCP/IPモデルにおける1つの層は、[[OSI参照モデル]]の1つまたは複数の層と対を成すという{{独自研究範囲|書籍・文献が多く見受けられるが、完全に一致するものではなく、これは大きな間違いである。|date=2021年6月}}
 
その対応付けは、インターネット・プロトコル・スイートの'''ネットワーク・アクセス層'''を[[物理層]]の上の[[データリンク層]]へ、また'''インターネット層'''は[[OSI参照モデル|OSI]]の[[ネットワーク層]]へ割り当てられる事が多い。それらの教科書は RFC 1122 やその他[[IETF]]の一次情報の意図と矛盾する二次情報である。
 
IETFは再三にわたりインターネット・プロトコルと構造の開発はOSIに準拠する事は意図しないという事を述べている。