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'''光合成細菌'''(こうごうせいさいきん、{{lang-en|photosynthetic bacteria}})は、[[光合成]]を行う[[細菌]]の総称である。光合成生物のうち、[[真核生物]]を除いたものに相当する。酸素発生型[[光合成]]を
紅色細菌および緑色細菌は、栄養学的分類から、さらに[[紅色硫黄細菌]]([[ガンマプロテオバクテリア綱|ガンマプロテオバクテリア]])・紅色非硫黄細菌([[アルファプロテオバクテリア綱|アルファプロテオバクテリア]])、および[[緑色硫黄細菌]]([[クロロビウム門|クロロビウム]])・[[緑色非硫黄細菌]]([[クロロフレクサス門|クロロフレクサス]])に分けられる。シアノバクテリアを含めて各細菌グループは進化的に直接の関係はなく、互いに別個に光合成能を獲得したと考えられている。
上にあげた光合成細菌がすべて[[バクテリオクロロフィル|バクテリアクロロフィル]]または[[クロロフィル]]を用いた受光システムをもつのに対して、[[バクテリオロドプシン]]に内包された[[レチナール|レティナル]]を用いた受光システムを利用するものが、[[原核生物]](細菌および[[古細菌]])に広く分布している。古細菌である[[高度好塩菌]]がもつロドプシンはよく知られた例である。ただし、レティナル型の受光システムで炭素固定を行う生物は知られておらず、そのため光合成細菌には通常含めない。
==概要==
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光栄養細菌としては、2007年にアシドバクテリア(Acidobacteria)門に新しい菌群が見つかった。これはChloracidobacterium thermophilumという好熱性の生物で、バクテリオクロロフィル''a''と''c''をもち、光従属栄養で増殖する。光化学系は鉄硫黄クラスター型である。さらに、ゲマティモナス(Gematimonadetes)門に光栄養細菌Gematimonas phototrophicaが見つかっている。
== 関連項目 ==
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