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'''ロイシン''' (leucine) は、[[アミノ酸]]の1種であり、[[側鎖]]に[[ブチル基 | イソブチル基]]を持つため、疎水性アミノ酸に分類される。また、非極性側鎖アミノ酸で[[分枝鎖アミノ酸]]に分類される。略号は '''Leu''' あるいは '''L''' である。白色結晶となることから、[[ギリシャ語]]で『白い』を意味する "leuco" にちなみ命名された。[[英語]]式発音を片仮名転記すると「リューシーン」となる。
== 概要 ==
ロイシンは[[バリン]]および[[イソロイシン]]と共に[[分岐鎖アミノ酸]]の一つで、体内で筋たんぱく質合成を誘導する役割を持つ<ref>{{cite web|url=https://direct.ajinomoto.co.jp/?faq_id=supple03&faq_seq=5130|publisher=味の素株式会社|title = ロイシンとは何ですか。|access-date=2021-11-14}}</ref>、[[タンパク質]]構成アミノ酸であるが、ヒトはロイシンを合成できないため、ヒトの[[必須アミノ酸]]の1つに数えられる。幼児では生長、成人では窒素平衡に必須である。ただし、遺伝子に異常がある場合、[[メープルシロップ尿症]]の原因になるアミノ酸の1つでもある。[[ケト原性アミノ酸|ケト原性]]を持つ。タンパク質の生成・分解を調整することによって[[筋肉]]の維持に関与する。なお、ロイシンは1つキラル中心を持っており天然型のロイシンは、S体のL-ロイシンであり、ヒトはこれを苦く感ずる。対して、天然にはほとんど見られないR体のD-ロイシンは、ヒトには甘く感じられる。ほぼ、全てのタンパク質に含まれる物質であるが、特にヘモグロビンやカゼインなどに多く含まれている<ref name="leucine">{{cite web|url= https://www.fsc.go.jp/senmon/hisiryou/h-dai36/hisiryou36-siryou6.pdf|publisher=食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会|title=対象外物質評価書 ロイシン|access-date=2021-11-14}}</ref>
 
ロイシンは一日の必要量が最大であるが、肉や魚、乳製品に多く含まれており、不足することはほとんどない<ref name="leucine"/><ref>{{cite web|url=https://www.ekenkoshop.jp/kaigo/019/|publisher=e健康ショップ|title=Vol.19 ロイシン|access-date=2021-11-14}}</ref>。ヒトはロイシンを摂ることで肝機能向上や肝細胞の増殖および分化の正常化、血糖コントロール、タンパク質生合成の促進、筋タンパク質の維持、筋肉グリコーゲン合成・酵素活性の促進などの効果があるとされている<ref>{{cite web|url=https://www.orthomolecular.jp/nutrition/amino2/|publisher=一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所|title =必須アミノ酸と非必須アミノ酸|access-date=2021-11-14}}</ref>。
 
[[タンパク質]]構成アミノ酸で、ヒトはロイシンを合成できないため、ヒトの[[必須アミノ酸]]の1つに数えられる。幼児では生長、成人では窒素平衡に必須である。ただし、遺伝子に異常がある場合、[[メープルシロップ尿症]]の原因になるアミノ酸の1つでもある。[[ケト原性アミノ酸|ケト原性]]を持つ。タンパク質の生成・分解を調整することによって[[筋肉]]の維持に関与する。なお、ロイシンは1つキラル中心を持っており天然型のロイシンは、S体のL-ロイシンであり、ヒトはこれを苦く感ずる。対して、天然にはほとんど見られないR体のD-ロイシンは、ヒトには甘く感じられる。
 
== 出典 ==
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