「メカゴジラ」の版間の差分

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デザインは[[西川伸司]]{{refnest|group="出典"|{{R|機龍超全集52|メカ大全278|東宝特撮映画大全集279|ALL292|ゴジラ画集99|西川32}}}}。西川は『VSメカゴジラ』でもメカゴジラのデザイン案を提出している{{R|東宝特撮映画大全集279|西川26}}。デザイン選考はコンペ形式で行われ、ほかに[[酉澤安施]]、[[丸山浩 (デザイナー)|丸山浩]]、三枝徹らが参加していた{{R|ゴジラ画集99|酉澤102|丸山284}}。西川のデザインは、自身の長男が複数の中から選んだものであるという{{R|ゴジラ画集99}}。直立していた初稿は監督の手塚から人間っぽいと言われたことで、第2稿は前傾姿勢で描かれ、第3稿も顔のチューブが酸素吸入器のようだと言われ、第4稿の頭部デザインを丸山が変更したものが最終決定稿となった{{R|ゴジラ画集99}}。
 
以前のメカゴジラよりもさらに機械的なデザインだが、先代2種との形状での一番の大きな違いは、尾が短く基本的に無可動だった以前のメカゴジラに比べてより長くなっており{{R|機龍超全集52|メカ大全278}}、旋回して振り回すことにより打撃にも用いられる。西川は、『VS』のメカゴジラが全体の印象を初代と変えていながら細部が共通していたのに対し、機龍では初代を思わせる顔つきでありながら角の向きや尾の長さなど細部を変えることで差別化を図っている{{R|西川32}}。当初は尾の先端回転兵器としてデザインしていたが、リアリティを考慮してオミットされた{{R|西川36}}。
 
西川は、設定にある素体の筋肉や骨は直接的に見せず、骨格のイメージを外装の形や配置にも反映させており、脊椎や肋骨のイメージを取り入れている{{R|ALL292|ゴジラ画集99|西川34}}。また、内部に生体が詰まっていることから、旧来のような内蔵型の武装は無理だと考え、バックパックユニットを設定し、バーニヤも足の裏ではなく空間が取れる太腿部に設置した{{refnest|group="出典"|{{R|ALL292|ゴジラ画集99|西川32|西川36}}}}。バックユニットは[[パトリオットミサイル]]、腕部レールガンは[[アサルトライフル]]をイメージしていた{{R|西川34}}。装甲が外れた骨と筋肉で構成される内部構造もデザインされていたが、これを見たプロデューサーの富山省吾からグロテスクにならずに気持ち悪くせず純粋にかっこいいメカにしてくれと要望されたという{{R|ゴジラ画集99|西川34}}。