「薬害オンブズパースン会議」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Yasohati (会話 | 投稿記録)
m 不要部分削除
HPVワクチンの2021年11月15日の版より移動
20行目:
== 活動の具体例 ==
* 2013年11月1日に、ノバルティスファーマ社を、ディオバンの臨床研究の利益相反問題隠蔽及びデータ不正操作問題に関連して、薬事法違反(誇大広告)と不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で東京地検に告発文書を提出した<ref>2013年11月2日 朝日新聞: ノバルティス社を告発 論文不正問題でNGO</ref><ref>2013年11月1日 時事通信: ノバルティスを刑事告発=誇大広告や不正競争容疑—NGOが東京地検に</ref><ref>2013年11月1日 産経新聞: ノバルティスファーマを刑事告発 降圧剤広告は「誇大」 薬害NGO</ref>。2014年8月1日に嫌疑不十分で不起訴となった。
*[[ヒトパピローマウイルスワクチン]](HPVワクチン、子宮頸癌ワクチン)について、重篤な[[有害事象]]の存在を問題視し、有効性と安全性が確立されていないとして、定期接種に反対している<ref>{{Cite web|url=https://www.yakugai.gr.jp/inve/fileview.php?id=111|title=調査・検討対象: HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)|publisher=薬害オンブズパースン会議|accessdate=2021-9-14}}</ref>。また有害事象の原因を「心身の反応」とする[[ヒトパピローマウイルスワクチン#機能性身体症状説|機能性身体症状説]]に批判的な立場をとる<ref>{{Cite web|url=https://www.yakuji.co.jp/entry34479.html|title=子宮頸癌ワクチンで見解割れる‐学会側「接種勧奨再開を」、薬害団体「心身原因は誤り」|work=薬事日報|publisher=薬事日報社|date=2014-1-28|accessdate=2021-10-10}}</ref><ref name="Asahi2018">[https://www.asahi.com/articles/ASL2G55WYL2GUBQU018.html 「有害事象の多さ、見過ごせない」別府宏圀氏に聞く]朝日新聞2018年2月15日 6時00分</ref>。2014年2月24日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会がワクチの接種後に起きている全身の痛みや運動障害などの症例について、いずれも ”心身の反応” であるという方向で結論をまとめようとしていることについて、恣意的で非科学的であると批判した<ref name="Ombudsperson2">[http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=860 「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)に関する厚生労働省の審議結果批判 -接種の積極的勧奨の再開に強く反対する」を提出] 薬物オンブズパースン会議、2014年2月24日</ref>。
#HPVワクチンの副作用が、単一の機序によって生じるという科学的根拠のない前提に立って分析している。
#「心身の反応」仮説に対しては一部に説明困難な症例等があってもそれを認めるという恣意的な論法を駆使し、結論ありきの検討をしている。
#「通常の医学的見地」をもとに判断し、新しい医薬品では既知の知見では説明できない副作用が起きる可能性があることを無視している。過去の薬害の教訓を忘れたものだと批判した <ref name="Ombudsperson2"/>。またこのHPVワクチンには、実際に接種によって子宮がんの発生を防いだという医学的エビデンスはないと主張した<ref name="Ombudsperson2"/>。2019年現在、スウェーデンやオーストラリアなどから、子宮頸癌の抑制効果があったという報告が出されている<ref name=j-cast21370637/>。2017年、薬害オンブズパースン会議は[[インド医療倫理雑誌]](Indian journal of medical ethics)に英文論文を発表した<ref name="pmid28512072"/>。
 
** 事務局長の水口真寿美は[[HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団]]の共同代表を務める。
** 2018年、HPVワクチンの有効性・安全性を示した[[コクラン共同計画]]の[[システマティック・レビュー]](詳細は[[ヒトパピローマウイルスワクチン#コクラン共同計画]]を参照)について、過去研究の欠落や[[アジュバント]]を投与した対照群との比較、[[利益相反]]などを指摘し批判した<ref>{{Cite web|url=https://mainichi.jp/articles/20180608/k00/00m/040/097000c|title=HPVワクチン: 有効性評価のコクランを批判|work=毎日新聞|publisher=毎日新聞社|date=2018-6-7|accessdate=2021-10-10}}</ref>。この活動について[[明治大学]]情報コミュニケーション学部助手の山本輝太郎と教授の[[石川幹人]]は、個別の症例報告のような客観性に疑問の残るデータを中心として有害説を主張していると批判した<ref name="Yamamoto2019">{{Cite journal|和書|title=ワクチン有害説を科学的に評価する|author=山本輝太郎; 石川幹人|journal=ファルマシア|volume=55|issue=11|pages=1024-1028|publisher=日本薬学会|date=2019|doi=10.14894/faruawpsj.55.11_1024}}</ref>。