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[[2001年]]の終了まで3期21年間にわたり、約600億円の資金(日本のODAは279億円を活用)が投じられた。対象地域は7州の34万ヘクタールにおよび、酸性土壌の中和による改良、灌漑の整備、[[国際協力機構|国際協力事業団]](現JICA)を通じて115人の農業専門家の派遣が実施された<ref name="産経"/>。
 
当該地域での[[大豆]]生産量は[[1975年]]に43万トンであったものが、[[1999年]]には1666万トン<ref>[[外務省]]調査月報:[httphttps://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/geppo/pdfs/07_2_1.pdf わが国 ODA 実施体制の変遷と時代の要請 廣木 重之、P.18]、[[2007年]]</ref>へと急増。さらに[[2012年]]/[[2013年]]シーズンの生産予測値は7800万トン・世界生産量の28%となり、輸出量は米国の38%に匹敵する36%となる見込み<ref>[http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_rep/monthly/pdf/soybean_1207.pdf 農林水産省「大豆」(PDF)] 2013年3月4日閲覧</ref>。今ではブラジルは、トウモロコシや[[コーヒー豆]]と並んで大豆の一大生産・輸出大国となっているが、2012年のブラジル産大豆の6割がセハードで生産されたもの<ref name="産経"/>であるなど、この農業開発の成果は非常に大きいと評価されている。なお、開発初年から35年間で耕作地域は1200万ヘクタールに達したが、耕作可能地は全体で1.27億ヘクタールにおよぶことから、未だ「無限に近い」開発余地があるという<ref name="日本ブラジル中央協会"/>。
 
ただし、開発がセハード北側の[[アマゾン熱帯雨林|アマゾン]]南部へもおよび、1997年から2007年の10年だけで北海道に相当する面積の森林が伐採されたという<ref name="産経"/>。