「欠如モデル」の版間の差分

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科学者は、一般大衆は科学を理解せず、よって大衆は教育される必要があるのだ、と考えがちである。欠如モデルにおいては、科学者はもっと多くの情報を公開することで、大衆の知識欠如を「修正」できる可能性があると仮定する。科学者はしばしば、「『[[ポスト真実|事実(それが本当に事実であるかはともかくとして)]]』を提供すれば、大衆は新しい技術を喜んで支持する」と仮定する<ref name="Brown">Brown, S. 2009. [http://www.nature.com/nnano/journal/v4/n10/full/nnano.2009.278.html The new deficit model]. ''Nature Nanotechnology'' '''4''':609-611.</ref>。
 
しかし、人々に単により多くの情報を提供するだけでは、必ずしも意見が変わるわけでは無い、ということを示す文献が多くあるため、「欠如モデル」には疑念が呈されている<ref>Kearnes M., Macnaghten P. & Wilsdon, J. Governing at the Nanoscale (Demos, 2006); available at <{{cite web |url=http://www.demos.co.uk/publications/governingatthenanoscale |title=Archived copy |accessdate=2010-03-15 |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071214083000/http://www.demos.co.uk/publications/governingatthenanoscale |archivedate=2007-12-14 }}>.</ref>。これは、一つの理由としては、人々があらゆる意思決定プロセスにおいて、自分がこれまで言ってきた(あるいはこれまで聞いてきた)ことと同じ意見を持ち続けたいと思うためであり、また別の理由としては、人々は科学的な『事実』だけではなく、他の多くの要因に基づいて意思決定を行うためでもある。ここで言う「要因」とは、道徳的、政治的、または宗教的信念などに加えて、文化、歴史、あるいは個人的な経験も含まれる。これはある種の「カン」であり、科学的事実によって曲げたりできないものである。別の言い方をすると、人々のリスク感覚は、純粋な科学的考察に基づく定型的なリスク分析を超えて広がっており、そして欠如モデルはこれらの「[[外部性]]」を、どこかへ追いやってしまっている。現在、欠如モデルに代わる最善の考え方として、真摯に大衆と交流し、これらの「外部性」を考慮に入れるということが広く受け入れられている<ref>Boykoff, MT (2009), Creating a Climate for Change: Communicating Climate Change and Facilitating Social Change. Glob. Environ. Polit. [tel:9&#x20;(2)&#x20;123-128 9 (2) 123-128]</ref>。
 
これにより、サイエンス・コミュニケーター、中でも「[[プロトサイエンス|実証のない確信]]」を人々に届けようとする者は、代わりの説得方法を探すようになった。 たとえば2019年の研究では、[[遺伝子組み換え作物]]の反対から支持へと転換した人々の「個人的な物語(ストーリー)」を公開することで、大衆が遺伝子組み換え作物に対してによりポジティブなイメージを持つようになったことが示された<ref>{{cite journal |last1=Lilienfeld |first1=Scott |authorlink1=Scott Lilienfeld |title=Skepticism and the Persuasive Power of Conversion Stories |journal=[[Skeptical Inquirer]] |date=2019 |volume=43 |issue=3 |pages=16–17 |url=https://skepticalinquirer.org/2019/05/skepticism-and-the-persuasive-power-of-conversion-stories/}}</ref>。
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