「紛争でしたら八田まで」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: 曖昧さ回避ページへのリンク
制作背景追加など
6行目:
| 作者 = [[田素弘]]
| 出版社 = [[講談社]]
| 掲載誌 = [[モーニング (漫画雑誌)|モーニング]]<br />→Dモーニング
| レーベル = [[モーニングKC]]
| 開始号 = 2019年51号
| 終了号 =
| 開始日 = 2019年11月21日{{R|natalie20191121}}
| 終了日 =
| 巻数 = 既刊7巻(2021年9月22日現在)
| 話数 =
14 ⟶ 17行目:
}}
{{Infobox animanga/Footer
| ウィキプロジェクト = [[プロジェクト:漫画|漫画]]
| ウィキポータル = [[Portal:漫画|漫画]]
}}
『'''紛争でしたら八田まで'''』(ふんそうでしたらはったまで)は、[[田素弘]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。『[[モーニング (漫画雑誌)|モーニング]]』([[講談社]])にて、2019年51号から2021年42号まで連載した後<ref name="natalie20191121">{{cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/356413|title=世界各国で起きる事件を“チセイ”で解決?モーニング新連載「紛争でしたら八田まで」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2019-11-21|accessdate=2021-11-28}}</ref>、『Dモーニング』(同)に移籍して連載中<ref name="t20210915">{{Twitter status2|1=funsodeshitara|2=1438148348846874628|4=紛争でしたら八田まで 公式アカウント 2021年9月15日のツイート|5=2021-11-28}}</ref>。『Dモーニング』ではシリーズごとにエピソードを掲載し、合間に休載を挟むシステムで連載している{{R|t20210915}}。田にとって本作は初連載作品となる<ref name="asahi20201213">{{Cite web|url=https://book.asahi.com/article/14049219|title=「紛争でしたら八田まで」田素弘さんインタビュー 「知性」と「地政」で紛争解決するユニークなヒロイン|website=好書好日|publisher=朝日新聞社|date=2020-12-13|accessdate=2021-11-28}}</ref>。事件や紛争を解決するのための交渉を描いた作品{{R|ddnavi20210203}}。
『'''紛争でしたら八田まで'''』(ふんそうでしたらはったまで)は、[[田素弘]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。
 
== あらすじ ==
フリーの[[地政学]]リスクコンサルタント 八田百合は、世界中の様々な紛争をチセイとちょっとの荒技([[プロレス技]])で解決に導く<ref name="ddnavi20210203">{{Cite web|url=https://ddnavi.com/review/733800/a/|title=ゴルゴ13もタッグを組みたくなる? 世界の紛争を“チセイ”とプロレス技で解決! ためになる痛快チセイマンガ|website=ダ・ヴィンチニュース|publisher=KADOKAWA|date=2021-02-03|accessdate=2021-11-28}}</ref>
{{要あらすじ}}
 
39 ⟶ 42行目:
== 登場人物 ==
; 八田 百合(はった ゆり)
: フリーの[[地政学]]リスクコンサルタント<ref>{{Cite web|url=https://news.kodansha.co.jp/8235|title=タンザニアの魔女狩り、ミャンマーの紛争の裏で蠢くもの。世界が少しわかる地政学活劇|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|date=2020-04-19|accessdate=2021-11-28}}</ref>。眼鏡美人。元勤務先のイギリス本社のセントポールズアシスタンス社から仕事を請け負い、依頼に応じて世界中に出向いて様々な紛争を解決する。地政学をはじめ、現地の言語や歴史、歴史、宗教、政治、経済、軍事、文化、すべてを頭に入れて解決に向けた交渉を行う。プロレスファンで、[[プロレス技]]が得意{{R|asahi20201213}}。非常な[[健啖家]]で、訪れた各地で[[ローカルフード|現地食]]を貪る。日本に残した妹への重度な[[シスコン]]。イギリス バーミンガム在住。
; アレックス
: 百合の同居人。セントポールズアシスタンス社員。現地の百合を情報面でサポートする。彼氏は[[MI6]]勤務らしい。
48 ⟶ 51行目:
 
== エピソード ==
* マンガ好きで知られる[[麻生太郎]]は、2021年9月に[[さいとう・たかを]]が死去した際に、[[ゴルゴ13]]以外の近年の別のインターナショナルな漫画として本作を紹介した<ref>{{Cite news|title=マンガ好きの麻生大臣が言及した『紛争でしたら八田まで』とは一体なんなのか?|newspaper=[[現代ビジネス]]|date=2021-10-03|url=https://gendai.ismedia.jp/articles/-/87932|accessdate=2021-11-10}}</ref>。
* 小説家の[[夏海公司]]が2021年11月時点で注目している作品として、本作を挙げている<ref>{{Cite web|url=https://news.kodansha.co.jp/8235|title=『僕らのセカイはフィクションで』夏海先生にインタビュー。“理想のヒロイン”を描くのは大変!?|website=電撃オンライン|publisher=KADOKAWA|date=2021-11-24|accessdate=2021-11-28}}</ref>。
 
== 制作背景 ==
=== 作品ができるまで ===
もともと世界情勢や政治に興味を抱いていた田は、専門学校を卒業すると親の知人のつてでイギリスの語学学校に行くことになったが、1週間ほどで飽きたことにより学校辞めた{{R|asahi20201213}}。しかし親の助言により、イギリスに滞在することにした田は、そこでいろいろな人と出会い、海外の人々との「価値観の違いに面白さを感じ」、「海外から見ると日本が特殊」だと考えたことが、本作の制作に影響している{{R|asahi20201213}}。
 
本作が女性を主人公としている理由は、作者の田が持ち込みを行っていたころから女性を主人公とする漫画を執筆していたため、「男性を主人公にする挑戦は危険」と考えたことと、主人公を「どこに行っても浮いている存在」にしたいと考えたことによる{{R|asahi20201213}}。舞台が世界というアイデアは担当編集者によるものであり、田は担当編集者と2人で本作を構想した{{R|asahi20201213}}。
 
=== ストーリー制作 ===
田が話の原案を考え、担当編集者の手を加え、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社の川口貴久が監修をしてストーリーを制作している{{R|asahi20201213}}。田は海外に実際に取材に行くのではなく、インターネットや関連書籍によって原案を構想している{{R|asahi20201213}}。田がインターネットで調べることを妥協せず、監修者による協力もあり、本作ではリアルな描写とストーリーの展開が実現している{{R|asahi20201213}}。
 
本作はミャンマー、タンザニア、ウクライナ、アイスランドなど、有名な観光地ではなく、報道されることも少ない国が登場している{{R|asahi20201213}}。ミャンマーは「物語の骨格が伝わるような話」を構想した後、それに合う国が当てはめられており、タンザニアは「とにかく引きの強い場所」という理由で選ばれている{{R|asahi20201213}}。
 
== 書誌情報 ==
* 田素弘『紛争でしたら八田まで』講談社〈モーニングKC〉、既刊7巻(2021年9月22日現在)
*# 2020年3月23日発売<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/372354|title=世界各国で起きる事件を“チセイ”で解決?モーニング新連載「紛争でしたら八田まで」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020-03-23|accessdate=2021-11-28}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000338642|title=『紛争でしたら八田まで(1)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-518920-7}}
*# 2020年3月23日、{{ISBN2|978-4-06-518920-7}}
*# 2020年6月23日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000341481|title=『紛争でしたら八田まで(2)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-519477-5}}
*# 2020年6月23日、{{ISBN2|978-4-06-519477-5}}
*# 2020年9月23日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000344539|title=『紛争でしたら八田まで(3)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-520779-6}}
*# 2020年9月23日、{{ISBN2|978-4-06-520779-6}}
*# 2020年12月23日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000347511|title=『紛争でしたら八田まで(4)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-521760-3}}
*# 2020年12月23日、{{ISBN2|978-4-06-521760-3}}
*# 2021年3月23日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000349959|title=『紛争でしたら八田まで(5)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-522556-1}}
*# 2021年3月23日、{{ISBN2|978-4-06-522556-1}}
*# 2021年6月23日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000352482|title=『紛争でしたら八田まで(6)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-523556-0}}
*# 2021年6月23日、{{ISBN2|978-4-06-523556-0}}
*# 2021年9月22日発売<ref>{{Cite web|url=https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000355189|title=『紛争でしたら八田まで(7)』(田 素弘)|website=講談社コミックプラス|publisher=講談社|accessdate=2021-11-28}}</ref>、{{ISBN2|978-4-06-524783-9}}
*# 2021年9月22日、{{ISBN2|978-4-06-524783-9}}
 
== 脚注 ==
64 ⟶ 79行目:
 
== 外部リンク ==
*[https://twitter.com/ {{Twitter|funsodeshitara |紛争でしたら八田まで] - 公式Twitter}}
* [https://book.asahi.com/article/14049219 「紛争でしたら八田まで」田素弘さんインタビュー 「知性」と「地政」で紛争解決するユニークなヒロイン] 好書好日(朝日新聞社ホームページ)2020年12月23日付配信記事
 
{{モーニング連載中}}
{{Manga-stub}}
{{Normdaten}}