「タイタス・クロウの事件簿」の版間の差分

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エジプトの女王[[ニトクリス]]は、呪いの鏡を用いて政敵を処刑していたという。やがて鏡は副葬に供される。
 
[[カイロ]]の市場で、アブーという男が、あまりにも高価な品物を扱っていたうえ入手元を公開するのを頑として拒んだために、怪しまれて逮捕される。彼は留置所内で、官憲に「ニトクリスの呪いが降りかかる」とわめきちらす。探検家ブラウン-ファーレイはニトクリスと呪物について調べ上げ、さらにアブーを探し当てて薬物や現金を握らせて墓所を暴露させることに成功する。旅は難航するも、ついに探検家は墓所にたどり着き、レイス老アブーが盗掘し損ねた鏡を持ち帰る。だが、帰宅した探検家後、ファーレイ悪夢にうなされるようになる。り、錯乱した思考で、夜に鏡を布で覆わなければならないなど迷信と断じ、布を剥がして深夜0時を迎えようとする。そして突然失踪する。
 
ブラウン-ファーレイが所持していた「ニトクリスの鏡」と彼の日記が、競売にかけられ、ド・マリニーが落札する。ド・マリニーは日記を読み進め、鏡の危険性を察し始める。ふと気が付けば、深夜0時を迎えつつあり、鏡に目をやると、[[ショゴス|怪物]]が映っており、しかも鏡面からせり出しつつあった。そいつ怪物は、不定形の胴体に、2人の人物が混在したような顔を備えており、半々の顔は、ニトクリスの肖像画と、新聞に載っていたコレクターの顔写真にそっくりであった。
 
目撃したド・マリニーは、咄嗟に抽斗から破魔の拳銃を取り出し、鏡を破壊する。破片は[[テムズ川]]に投棄し、青銅製の枠縁は高熱で溶かして埋める。恐怖を鎮めるために、睡眠薬を飲んで無理やり眠りにつく。