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'''ディーセント・ワーク'''({{lang-en|Decentdecent work}}、働きがいのある[[人間]]らしい[[仕事]])は、[[2009年]]に[[国際労働機関]](ILO)総会において[[21世紀]]のILOの目標として提案され支持された。英語のdecentは「きちんとした」「まともな」「適正な」といった意味がある。近年では、2006年の[[国際連合経済社会理事会]]は、[[経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約]]の第7条の『公正で好ましい条件での仕事』はディーセント・ワークと解釈されなければならないという総括所見を示した。<ref>[http://www.unhchr.ch/tbs/doc.nsf/898586b1dc7b4043c1256a450044f331/493bee38093458c0c12571140029367c/$FILE/G0640313.pdf Economic and Social Council, General Comment 18, 2006]</ref>さらに2011年に採択された[[家庭内労働者]]に関する[[国際労働条約]]第189号の表題に明記された。
 
ディーセント・ワークとは、人間らしい生活を継続的に営める人間らしい労働条件のことである。直接的な労働条件としては労働時間(1日あたり1週あたり)、[[賃金]]、休日の日数、労働の内容、などが人間の尊厳と健康を損なうものでなく、人間らしい生活を持続的に営めることが求められる。さらに、それを保障する労働条件として、[[結社の自由]]・[[団体交渉権]]・[[失業保険]]・十分な雇用・[[雇用]]差別の廃止・[[最低賃金]]などが確保されている(つまり、[[労働者]]保護が十分である)ことが求められる。後半の労働条件は前半の直接的な労働条件を改善・維持するために必要な条件である。この両方の[[労働条件]]が確保された場合ディーセント・ワークが実現されたといえる。