「十三機兵防衛圏」の版間の差分

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| Title = 十三機兵防衛圏<br/>13 Sentinels: Aegis Rim
| Genre = ドラマチック[[アドベンチャーゲーム]]
| Plat = [[PlayStation 4]]<br />[[Nintendo Switch]]〈予定〉<ref name="famitsu20211128" />
| Dev = [[ヴァニラウェア]]
| Pub = [[アトラス (ゲーム会社)|アトラス]]
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| artist = 平井有紀子
| Play = 1人
| Media = PS4:[[BD-ROM]]、[[ダウンロード販売]]<br />Switch:不明
| Date = '''プロローグ'''<br/>{{flagicon|JPN}} 2019年3月14日<br />'''本編'''<br/>{{flagicon|JPN}} 2019年11月28日<ref>[{{Cite web |url=https://www.famitsu.com/news/201903/14173228.html |title=『十三機兵防衛圏』2019年秋発売決定! 『十三機兵防衛圏 プロローグ』は本日より配信] |website=ファミ通.com |publisher=KADOKAWA Game Linkage |date=2019年3月-03-14 |accessdate=2021-11-29}}</ref><br/>{{flagicon|World}} 2020年9月22日<br/>{{flagicon|JPN}} 2022年4月14日(Switch版)<ref name="famitsu20211128">{{Cite web |url=https://www.famitsu.com/news/202111/28242528.html |title=『十三機兵防衛圏』がSwitchで2022年4月14日に発売決定。英語ボイスや各主人公に2種の兵装、合計26種類が追加 |website=ファミ通.com |publisher=KADOKAWA Game Linkage |date=2021-11-28 |accessdate=2021-11-29}}</ref>
| Rating = {{CERO-C}} <br />{{ESRB-T}}<ref>北米・欧州版公式サイトより</ref><br />{{PEGI-12}}<br />{{USK-12}}<br />{{ACB-M}}
| ContentsIcon = セクシャル
| Sale = PS4:{{flagicon|World}} 40万本(出荷)<ref>{{Cite web |url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20210312063/ |title=「十三機兵防衛圏」が第24回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の審査委員会推薦作品に選出。全世界40万本のセールスも達成 |website=4Gamer.net |publisher=Aetas |date=2021-03-12 |accessdate=2021-11-29}}</ref>
| etc =
}}
『'''十三機兵防衛圏'''』(じゅうさんきへいぼうえいけん、英語表記:: ''13 Sentinels: Aegis Rim'')は、[[ヴァニラウェア]]が開発し、[[アトラス (ゲーム会社)|アトラス]]より2019年11月28日に発売された[[日本]]の[[PlayStation 4]]用ゲームソフト<ref name="4gamer20210312">[{{Cite web |url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20170929136/ |title=「十三機兵防衛圏」は,13人の主人公の視点で物語が展開する“ドラマチックアドベンチャー”。世界観が確認できるゲームシーンを紹介] |website=4Gamer.net |publisher=Aetas |date=2017年9月-09-29 |accessdate=2021-11-29}}</ref>。通称『'''十三機兵'''』<ref>{{Cite web|author=マフィア梶田|authorlink=マフィア梶田|title=マフィア梶田の二次元が来い!:第480回「レストアされる十三機兵のアストラル」|url=https://www.4gamer.net/games/464/G046458/20191210021/|website=www.4gamer4Gamer.net|accessdatepublisher=2020Aetas|date=2019-0112-10|languageaccessdate=ja|first=Aetas|last=Inc2021-11-29}}</ref><ref>{{Cite web|title=『十三機兵防衛圏』“十三機兵映像録 青春の落日編”公開。キャラクターの日常と青春が描かれる……|url=https://www.famitsu.com/news/201911/14187003.html|website=ファミ通.com|accessdatepublisher=2020KADOKAWA Game Linkage|date=2019-0111-1014|languageaccessdate=ja2021-11-29}}</ref>。
 
[[1980年代の日本|1980年代]]の架空の[[日本]]を舞台に、滅びの運命に抗う13人の少年少女を描くドラマチック[[アドベンチャーゲーム]]。巨大ロボット「機兵」に搭乗しての[[ウォー・シミュレーションゲーム|シミュレーションバトル]]もある。
 
[[2019年]][[3月14日]]に冒頭の3時間ほどをプレイできる『'''十三機兵防衛圏 プロローグ'''』が他の商品に添付されて発売された<ref>[{{Cite web |url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20190108020/ |title=「十三機兵防衛圏」の冒頭をプレイできる「十三機兵防衛圏 プロローグ」が付属した商品4種が3月14日に発売] |website=4Gamer.net |publisher=Aetas |date=2019年1月8日-01-08 |accessdate=2021-11-29}}</ref>。
 
2019年10月23日に冒頭の3時間ほどをプレイできる「序盤まるごと体験版」が同年翌週の10月30日に配信されることが発表された。プロローグを所持済みのユーザーは加えて序盤の約6時間ほどがプレイ可能<ref>{{Cite web|title=「序盤まるごと体験版」 配信日が10月30日(水)に決定!|url=https://www.atlus.co.jp/news/12314|website=アトラス公式サイト|accessdatedate=2019-10-2423|languageaccessdate=ja2021-11-29}}</ref>。
 
2021年11月28日、イベントにて[[Nintendo Switch]]版が2022年4月14日に発売予定であることが発表された<ref name="famitsu20211128" />。
 
== バージョン ==
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:「十三機兵防衛圏 プロローグ」に十三機兵防衛圏のオリジナルPS4テーマ、[[PlayStation Network|PSN]]用のアバターセットが付属する。
;十三機兵防衛圏 Music and Art Clips(パッケージ版)
:「十三機兵防衛圏 プロローグ」に十三機兵防衛圏のビジュアルブック、オリジナルミニ[[サウンドトラック]][[コンパクトディスク|CD]]、オリジナルPS4テーマ、PSN用のアバターセットが付属する。
:*十三機兵防衛圏 ビジュアルブック
:**13人の主人公たちの美麗なビジュアル、機兵や背景イラストも含むこのパッケージ限定の特別なビジュアルブック。(全36ページ)
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=== 十三人の主人公 ===
;鞍部十郎(くらべ じゅうろう)
:[[声優|声]] - [[下野紘]]<ref name="gamespark20190110">[{{Cite web |url=https://www.gamespark.jp/article/2019/01/10/86532.html |title=アトラス×ヴァニラウェア『十三機兵防衛圏 プロローグ』13人の主人公が登場、キャストも明らかに]GameSpark |website=Game*Spark |publisher=イード |date=2019年1月-01-10 |accessdate=2021-11-29}}</ref>
:本作の13人の主人公の一人。黒髪・短髪の少年。1985年時点の咲良高等学校に通う16歳の男子高校生<ref>{{Cite web|title=『十三機兵防衛圏』公式サイト 登場人物|url=http://13sar.jp/character/|website=『十三機兵防衛圏』公式サイト|accessdate=20202021-0111-10|language=ja|publisher=29}}</ref>。1年B組。巨大ロボットや怪獣などの特撮映画が好きで、毎日何かしら映画をビデオで見ている。温厚かつ、やや気弱な性格。一人称は「僕」。毎晩不思議な夢に悩まされ、日々の生活にどこか違和感を感じていたが、ある日意図せず謎の巨大ロボットを出現させてしまう。後述の郷登や森村からは'''和泉十郎'''と呼ばれている。
:機兵の起動マーカーは右手の甲。
;冬坂五百里(ふゆさか いおり)
:声 - [[種﨑敦美]]<ref name="gamespark20190110" />
:本作の13人の主人公の一人、ロングヘアの銀髪少女。頭に花の髪止めをしている。咲良高等学校に通う女子高校生。1年B組。どこか憎めない普通の明るい女子高生。成績は平均すれば普通、教科ごとの出来不出来が激しい。最近は変な夢に悩まされ、不眠が続き、寝坊したり授業中に居眠りしている。遅刻ギリギリで登校した日に、校門で偶然ぶつかった'''関ヶ原瑛'''に一目惚れする。
:機兵の起動マーカーは右の太腿。
;網口愁(あみぐち しゅう)
:声 - [[鈴木達央]]<ref name="gamespark20190110" />
:本作の13人の主人公の一人。茶色の短髪の少年。いつも学生服の前を開けて、黒いアンダーシャツを着ている。咲良高等学校に通う男子高校生。家が金持ちで、スポーツ万能のプレイボーイ。軽薄だが人当たりが良いため、男女ともに人気がある。本心では世の中に退屈している一面を持つ。偶然通りかかった商店街で複数の不良たちに絡まれている'''鷹宮由貴'''を助け出し、彼女に惚れ込むことになる。最近よく見る不思議な夢と、テレビから話しかけてくる謎の少女の件で悩んでいる。
:機兵の起動マーカーは右のこめかみ。
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;南奈津乃(みなみ なつの)
:声 - [[佐倉薫]]
:本作の13人の主人公の一人。髪は茶色のショートヘアの少女で、体操服を着ている。咲良高等学校に通う女子高校生で、元気で素直な陸上部員。薬師寺と同じクラスの1年C組。純粋に宇宙人との交流を夢見るオカルトマニア。両親と弟の五人家族。お隣の玉緒おばあちゃん(鞍部十郎の祖母)と仲が良い。冬坂五百里と沢渡美和子、鷹宮由貴とは小学校からの親友。部室に現れた謎のロボット「'''BJ'''」と出会い、17番機兵を探すため、BJと共に時をかけて、さまざまな事件に巻き込まれていく。過去から来た三浦と知り合い、お互いを意識するようになる<ref>{{Cite book|和書|title=週刊ファミ通 2019年11月7日号|date=2019-10-24日|year=2019年|publisher=ファミ通}}</ref> 。
:機兵の起動マーカーは右の頬。
;三浦慶太郎(みうら けいたろう)
:声 - [[石川界人]]
:本作の13人の主人公の一人。妹思いで思慮深く、生真面目。一人称は「私」。額に大きな傷があり、学帽で隠している。また、両足に脚絆を巻いている。1944年で日本軍の新型兵器である機兵の搭乗員。太平洋戦争末期に未知の技術・機兵とかかわり、祖国のために戦うことを誓う。比治山とは同郷の先輩後輩で、共に祖国を思う気持ちは強い。比治山が1944年に行方不明(1985年に時間移動)になった後、彼の代わりに翌1945年に機兵に搭乗して未確認巨大物体と戦いの最中、意図せず機兵ごと1985年に時間移動してしまう。元の時代で出会った南奈津乃と再会し、彼女の紹介で鞍部家に居候する。残された幼馴染の'''鞍部玉緒'''(十郎の祖母)と妹の'''千尋'''を案じて1945年へ戻る方法を探る<ref>{{Cite book|和書|title=週刊ファミ通 2019年11月077|date=2019-10-24日|year=2019年|publisher=ファミ通|ページpage=146}}</ref> 。同じく居候の薬師寺が作ったハンバーグが好物。
:機兵の起動マーカーは額。
;如月兎美(きさらぎ とみ)
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;柴久太(しば きゅうた)
:声 - [[上田燿司]]
:一見ごく普通のやんちゃな男子高校生。鞍部の幼なじみで、一緒にSFや特撮映画が楽しめる仲間。放課後はよく網口の家でテレビゲームをして遊んでいる。いつもおちゃらけている、気さくで無邪気なムードメーカーだが、何か不思議な力を持っている。小学校から高等学校まで、つねに鞍部といっしょにいる幼馴染。いつも気さくにSFや特撮映画のVHSを鞍部に貸してくれる<ref>{{Cite book|和書|title=週刊ファミ通 2019年11月7日号|date=2019-10-24日|year=2019年|publisher=ファミ通|page=146}}</ref>。
;沢渡美和子(さわたり みわこ)
:声 - [[松井恵理子]]
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=== その他の人物 ===
;BJ
:声 - ???(不明)
:南が遭遇した謎の小さいロボット(高さ約60cm)。記憶セルを探すため、南に協力を仰ぐ。
;しっぽ
:声 - ???(不明)
:薬師寺の前に現れた謎のしゃべるネコ。十郎を救いたいという薬師寺の願いごとをかなえる代わりに危険な任務を遂行させる契約を交わす。
;426
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== 開発 ==
十三機兵防衛圏は、『[[オーディンスフィア]]』、『[[ドラゴンズクラウン]]』、『[[朧村正]]』などを開発した日本のゲーム開発会社[[ヴァニラウェア]]によって開発された。3Dグラフィックが優位を占めるゲーム業界にあって、同社は2Dアートを駆使することで知られている<ref name="GlixelInterview">{{citeCite magazineweb2|url=https://www.rollingstone.com/glixel/interviews/vanillawares-kamitani-on-keeping-2d-alive-in-the-age-of-3d-w458985|title=Vanillaware's Kamitani on Keeping the 2D Flame Alive in the Age of 3D|authorlast=Miekle, |first=Jason |magazinewebsite=[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]]|date=January 4, 2017-01-04|accessdate=March 24, 2017-03-24|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170203152641/http://www.glixel.com/interviews/vanillawares-kamitani-on-keeping-2d-alive-in-the-age-of-3d-w458985|archivedate=February 3, 2017-02-03|url-status=livedead}}</ref>。『オーディンスフィア』、『ドラゴンズクラウン』でディレクターを務めた創業者の[[神谷盛治]]は、本作ではキャラクターデザインを平井有紀子と木田恵美可に任せ、自身はディレクターに復帰した<ref name="4Ginfo4gamer20210312">{{cite web|url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20170929136/|title=「十三機兵防衛圏」は,13人の主人公の視点で物語が展開する“ドラマチックアドベンチャー”。世界観が確認できるゲームシーンを紹介|language=Japanese|publisher=[[4Gamer.net]]|date=September 29, 2017|accessdate=June 15, 2019}}</ref><ref name="fami" /><ref name="4Ginterview" />。本作のプロデュースは『オーディンスフィア』でもプロデューサーを務めた[[アトラス (ゲーム会社)|アトラス]]の山本晃康が担当した<ref name="FamInterview">{{citeCite web|url=https://www.famitsu.com/news/201912/11188418.html|title=かくして快作『十三機兵防衛圏』は生まれり──インタビュー・総括編。「キラキラしたものを詰め込んだ」開発のヴァニラウェア神谷盛治氏らに訊く|language=Japanese|website=[[Famitsu]]ファミ通.com|date=2019-12-11|accessdate=2019-12-12|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191211121657/https://www.famitsu.com/news/201912/11188418.html|archivedate=2019-12-11|url-status=live}}</ref>。過去の開発作品はいずれもハイ・ファンタジー設定だったため、本作は開発チームにとって初めて現代的な設定やSF的な設定を用いたゲームとなった<ref name="SegaGameplay">{{citeCite web|url=https://sega.jp/product/13sar/|title=“十三”人の少年少女のSF群像劇。史上最も美麗なADV、始まる。|language=Japanese|publisher=[[Sega]]|accessdate=June 15, 2019-06-15}}</ref><ref name="4Ginterview" />。本作の立案は『ドラゴンズクラウン』を開発していた2013年に遡る。開発が長期間におよぶなか、ファンタジーの世界に疲れた神谷は、自身の青春時代である[[1980年代の日本|1980年代]]を舞台にしたSFストーリーを作りたいと考えた<ref name="4Ginterview" />。また、彼にとって『ドラゴンズクラウン』は大規模のプロジェクトであったため、より小規模なものを作りたがっていた<ref name="FamInterview" />。
 
本作は当初、名前が明かされていないある会社向けに提案された、おもちゃ化を見据えた企画だった。マーケティング対象は日本国内に限定されており、低予算、低利益を前提としたものだった。神谷は『[[ロボ・ジョックス]]』にインスパイアされた巨大なメカと、少女漫画にインスパイアされた設定やキャラクターとの「ギャップを味にしよう」と考えた。そのようにしてプロジェクトを進めていたおり、神谷は『ドラゴンズクラウン』への出資契約の一部としてアトラスに優先権が与えられていたことを思い出した。アトラスが作品のコンセプトを認めてくれるか不安だったが、国際的なマーケット向けのゲームを探していたアトラスは、すぐにこの企画を採用した。これらの変更があったにも関わらず、全体的なストーリーとコンセプトはそのままで、最終シーンは原案から変更されていないという。本格的な開発は、PlayStation Vita版『朧村正』と『オーディンスフィア』のリメイク作『オーディンスフィア レイヴスラシル』の開発を終えた2015年夏以降に始まった<ref name="4Ginterview">{{citeCite web|url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20191106002/|title=「十三機兵防衛圏」ディレクターの神谷盛治氏にメールインタビュー。なぜロボット? なぜ“13”? 謎多き作品の気になるところを聞いた|language=Japanese|website=[[4Gamer.net]]|date=November 2019-11-12, 2019|accessdate=November 2019-11-19, 2019|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191113132641/https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20191106002/|archivedate=November 2019-11-13, 2019|url-status=live}}</ref>。
 
=== デザイン ===
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== リリース ==
十三機兵防衛圏は、2015年の[[東京ゲームショウ]]で[[PlayStation 4]]および[[PlayStation Vita]]向けタイトルとして発表された<ref>{{citeCite news|url=https://www.4gamer.net/games/310/G031035/20150915100/|title=アトラス×ヴァニラウェアの新プロジェクト「十三機兵防衛圏」が正式発表。ティザーサイトにてPVが公開中|newspaper=[[4Gamer.net]]|publisher=Aetas|date=2015-09-15|accessdate=2020-06-23}}</ref><ref name="fami">{{citeCite web|url=http://www.famitsu.com/news/201509/15088600.html|title=【速報】アトラス×ヴァニラウェアが挑む新プロジェクト『十三機兵防衛圏』が始動! PS4とPS Vitaでリリース決定【SCEJAカンファレンス2015】|date=September 2015-09-15, 2015|publisher=[[Famitsu]]|language=Japaneseファミ通.com|accessdate=September 2015-09-15, 2015}}</ref>。発表当時、本作はまだ本格的なゲーム開発は入ったばかりで、公開されたアセットは非常に少なかった<ref name="4Ginterview" />。また、その発表に先立つ2015年7月には、『オーディンスフィア レイヴスラシル』の発表と合わせて、アトラスとヴァニラウェアの新たなコラボレーションプロジェクトとして本作の最初のティザー映像が公開された<ref>{{citeCite web|url=http://gematsu.com/2015/07/atlus-vanillaware-tease-new-project-details-coming-september|title=Atlus and VanillaWare tease new project, details coming in September|date=July 2015-07-20, 2015|publisher=Gematsu|accessdate=September 2015-09-15, 2015}}</ref>。当初は2018年の発売が予定されていたが、2018年11月には開発の長期化に伴う発売の延期およびVita版の発売中止が発表された<ref>{{citeCite web|url=https://www.siliconera.com/2018/11/15/13-sentinels-aegis-rim-cancels-ps-vita-version-release-date-changed-to-tba-in-japan/|title=13 Sentinels: Aegis Rim Cancels PS Vita Version, Release Date Changed To TBA In Japan|author=Ike, Sato|publisher=Siliconera|date=November 15, 2018-11-15|accessdate=June 15, 2019-06-15}}</ref>。
 
2019年3月14日、日本で有料体験版『十三機兵防衛圏 プロローグ』がリリースされた<ref>{{citeCite web |author=Romano, Sal |title=13 Sentinels: Aegis Rim Prologue launches March 14 in Japan |url=https://gematsu.com/2019/01/13-sentinels-aegis-rim-prologue-launches-march-14-in-japan |publisher=Gematsu |date=8 January 2019|accessdate=8 January 2019}}</ref><ref>{{citeCite web|url=https://www.siliconera.com/2019/04/05/atlus-former-ceo-naoto-hiraoka-on-the-switch-13-sentinels-aegis-rims-delay-and-more/|title=Atlus Former CEO Naoto Hiraoka On The Switch, 13 Sentinels: Aegis Rim's Delay, And More|author=Wong, Alistair|publisher=Siliconera|date=April 5, 2019|accessdate=June 15, 2019}}</ref>。2019年10月30日、序盤の3時間ほどをプレイできる体験版が日本で公開された<ref>{{citeCite web|url=https://www.atlus.co.jp/news/12314/|title=「序盤まるごと体験版」 配信日が10月30日(水)に決定!|language=Japanese|publisher=Atlus|accessdate=October 24, 2019}}</ref>。本作は2019年11月28日に日本で発売された<ref>{{citeCite web|url=https://gematsu.com/2019/07/13-sentinels-aegis-rim-launches-november-28-in-japan-third-trailer-and-details|title=13 Sentinels: Aegis Rim launches November 28 in Japan, third trailer and details|publisher=Gematsu|accessdate=July 18, 2019}}</ref>。2020年3月19日には[[セガ]]よりアジア版が香港、台湾、韓国、東南アジアでリリースされた<ref>{{citeCite web|url=https://gnn.gamer.com.tw/detail.php?sn=192949|title=《十三機兵防衛圈》中文體驗版實機影片出爐 選擇關鍵詞一步步觸發劇情進展|language=Chinese|website=Gamer.com|date=February 20, 2020|accessdate=February 25, 2020|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200225101638/https://gnn.gamer.com.tw/detail.php?sn=192949|archivedate=February 25, 2020|url-status=live}}</ref>。2020年内には全世界での発売が予定されている<ref name="PrimaInfo">{{citeCite web|url=https://primagames.com/review/vanillawares-13-sentinels-aegis-rim-preview|title=Vanillaware's 13 Sentinels: Aegis Rim Combines Slice-of-Life Drama With Apocalyptic Time Travel|last=Parish|first=Jeremy|website=Prima Games|date=September 14, 2019|accessdate=November 19, 2019|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191119090904/https://primagames.com/review/vanillawares-13-sentinels-aegis-rim-preview|archivedate=November 19, 2019|url-status=live}}</ref>。
 
== 評価 ==
{{Video game reviews
| Fam = 38/40<ref name="FamReviewA">{{citeCite web|url=https://gematsu.com/2019/11/famitsu-review-scores-issue-1616|title=Famitsu Review Scores: Issue 1616|last=Romano|first=Sal|website=Gematsu|date=November 2019-11-20, 2019|accessdate=November 29, 2019-11-29}}</ref><ref name="FamReviewB">{{citeCite web|url=https://www.famitsu.com/games/t/32818/reviews/|title=十三機兵防衛圏のレビュー・評価・感想|language=Japanese|publisher=[[Famitsu]]ファミ通.com|date=2019-11-20|accessdate=2019-11-28}}</ref>
|rev1=[[IGN JAPAN]]
|rev1Score=9.5/10<ref>[{{Cite web |url=https://jp.ign.com/jyusankiheiboueiken/40126/review/sf |title=【ネタバレなし】ビデオゲームならではの断片で物語る傑作ジュブナイルSF『十三機兵防衛圏』レビュー] - |website=IGN JAPANJapan |publisher=産経デジタル |date=2019-12-04 |accessdate=2021-11-29}}</ref>
}}
{{Expand section|date=November 2019}}
 
『十三機兵防衛圏』は、「[[IGN JAPAN]]」による「ゲームオブザイヤー2019」で6位<ref>[{{Cite web |url=https://jp.ign.com/goty-2019/40251/feature/ign-japan-2019-top-10 |title=IGN JAPAN ゲームオブザイヤー2019 今年のベストゲームTOP 10] - |website=IGN JAPANJapan |publisher=産経デジタル |date=2019-12-14 |accessdate=2021-11-29}}</ref>、「ファミ通・電撃ゲームアワード2019」でベストシナリオ賞、ベストアドベンチャー賞<ref>[{{Cite web |url=https://www.famitsu.com/news/202004/18196960.html |title=“ファミ通・電撃ゲームアワード2019”まとめ。ゲームオブザイヤーは『ポケモン ソード・シールド』、『デススト』4冠、『十三機兵』2冠など] - |website=ファミ通.com |publisher=KADOKAWA Game Linkage |date=2020-04-18 |accessdate=2021-11-29}}</ref>、「[[日本オタク大賞|日本オタク大賞2019]]2019」大賞<ref name="denfaminicogamer">{{Cite web|title=「日本オタク大賞2019」の大賞を『十三機兵防衛圏』が受賞。11月末の発売からわずか1ヶ月で栄冠に輝く|url=https://news.denfaminicogamer.jp/news/200127i|archiveurl=http://gyo.tc/1Obrg|website=電ファミニコゲーマー|date=2020-01-29|archivedate=2020-01-29|accessdate=2020-06-23}}</ref>、[[日本SF大会]]([[日本SF大賞|SF大賞]]とは異なる)における2020年第51回星雲賞のゲーム部門を受賞した<ref>[http{{Cite web |url=https://www.sf-fan4gamer.gr.jpnet/awardsgames/310/G031035/20200511043/2020result.html 『2020年 第51回|title=優れたSF作品を称える星雲賞』]に「十三機兵防衛圏」がノミネート。久々のゲーム作品受賞に期待 |website=4Gamer.net |publisher=Aetas |date=2020-05-11 |accessdate=2021-11-29}}</ref>を受賞した。ゲームデザイナーの[[桜井政博]]は『[[週刊ファミ通]]』での連載コラムの中で、「ゲームでシナリオを書こうという人なら、ぜひとも全員プレイすべきですね。“見る”じゃダメです。プレイしないと!!」「映画などが線、サウンドノベルなどが面だとしたら、『十三機兵』のシナリオは立体的。3Dになっているかのような構成」とそのシナリオ構造を高く評価した<ref>「桜井政博のゲームについて思うこと VOL.595 三次元的なシナリオ運び」 『週刊ファミ通』 2020年1月23日号、155ページ。</ref>。ライターの前田久は「まだやってないんだけど、興味があって情報を仕入れてた。2019年(を代表する作品)として(タイトルを)挙げるならこれかなと」と絶賛した<ref name="denfaminicogamer" />。
 
発売初週の販売本数は3万4,200本強で、売上チャート5位にランクインした<ref>{{citeCite web|url=https://dengekionline.com/articles/19808/|title=【週間ソフト販売ランキング TOP50】PS4『ジージェネ クロスレイズ』が7.0万本(11月25日~12月1日)|language=Japanese|website=[[ASCII Media Works|Dengeki Online]]電撃オンライン|date=December 5, 2019|accessdate=February 17, 2020|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191206134145/https://dengekionline.com/articles/19808/|archivedate=December 6, 2019|url-status=live}}</ref>。最初の販売本数こそ少なかったものの、プレイヤーとゲーム業界関係者からのポジティブな口コミをきっかけに売上が伸び、2020年1月には在庫が不足する事態となった<ref>{{Cite nameweb |url="denfami_200119a">[https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/200119a |title=『十三機兵防衛圏』はいかにしてネットで盛り上がっていったのか?──今週のゲーム&アニメの話題ランキング] - |website=電ファミニコゲーマー |publisher=マレ |date=2020-01-19 |accessdate=2021-11-29}}</ref><ref name="DengInterviewSales">{{citeCite webweb2|url=https://dengekionline.com/articles/21708/|title=【電撃PS】傑作誕生の秘密に迫る『十三機兵防衛圏』ヴァニラウェア&ベイシスケイプWインタビューを掲載!|language=Japanese|website=[[ASCII Media Works|Dengeki Online]]電撃オンライン|date=December 26, 2019-12-26|accessdate=February 17, 20202021-11-29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200103025624/https://dengekionline.com/articles/21708/|archivedate=January 3, 2020-01-03|url-status=live}}</ref><ref>{{citeCite web|url=https://www.atlus.co.jp/news/12971/|title=PS4『十三機兵防衛圏』 品薄のお詫びとお知らせ|language=Japanese|website=[[Atlus]]|date=January 14, 2020|accessdate=February 17, 2020|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200215074655/https://www.atlus.co.jp/news/12971/|archivedate=February 15, 2020|url-status=live}}</ref>。1月に入っても販売ランキングの上位30位以内に入り、パッケージ販売では5万9,500本近くを売り上げた<ref>{{citeCite web|url=https://www.gematsu.com/2020/01/famitsu-sales-1-20-20-1-26-20|title=Famitsu Sales: 1/20/20 – 1/26/20 [Update]|last=Romano|first=Sal|website=Gematsu|date=January 29, 2020|accessdate=February 19, 2020|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200203194149/https://www.gematsu.com/2020/01/famitsu-sales-1-20-20-1-26-20|archivedate=February 3, 2020|url-status=live}}</ref>。その時点でパッケージ、ダウンロード合わせて10万本以上を販売している<ref>{{citeCite web|url=https://www.gematsu.com/2020/01/13-sentinels-aegis-rim-shipments-and-digital-sales-top-100000|title=13 Sentinels: Aegis Rim shipments and digital sales top 100,000|last=Romano|first=Sal|website=Gematsu|date=January 28, 2020|accessdate=February 17, 2020|archiveurl=https://web.archive.org/web/20200128133217/https://www.gematsu.com/2020/01/13-sentinels-aegis-rim-shipments-and-digital-sales-top-100000|archivedate=January 28, 2020|url-status=live}}</ref>。
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
* [https://13sar.jp/ 十三機兵防衛圏] - アトラスによる公式サイト
** [https://13sar.jp/switch/ 『十三機兵防衛圏』Nintendo Switch版公式サイト]]
** {{Twitter|13sar_atlus|『十三機兵防衛圏』公式}}(2021年11月28日 - )
* {{YouTube|playlist=PLPMpOwktBrcA8lPeY6JBc3zyG8Pgfsr8L}}