「ユルゲン・ヒンツペーター」の版間の差分

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民主蜂起が進行中の5月19日、東アジア・ドイツミッションの牧師であるポール・シュナイスは、ヒンツペーターの日本から光州行きを手配した。5月20日の早朝、彼は光州に潜入した<ref name=":0" /><ref>{{Cite news|url=http://www.hani.co.kr/arti/society/rights/546790.html|title="언론·지역문제가 한국 민주주의 후퇴 초래"|last=김 (Kim)|first=규원 (Kyuwon)|date=12 August 2012|newspaper=The Hankyoreh|accessdate=16 December 2019}}</ref>。ヒンツペーターは、若者が警棒で殴打されたり足で踏みにじられたりする様や、道庁に横たわる若者たちの遺体など、光州虐殺の様子を撮影して10本のフィルムに収めた。密かにフィルムを持ち出したヒンツペーターは、結婚式の贈り物のように装飾されたビスケットの大きな金属缶に隠した。彼は東京に飛んで、映画をドイツに送った。ヒンツペーターは5月23日、戒厳軍が撤退して市民による自治秩序が形成された「解放光州」の姿をカメラに収めるために光州に戻った<ref name=":0" /><ref name=":4" /><ref name=":3" />。そして政治改革への希望が再び打ち砕かれていく姿を目撃した<ref name=":4" /><ref>{{Cite web|url=http://eng.518.org/sub.php?PID=0502&page=19&category=&searchText=&searchType=&action=Read&idx=281|title=A German journalist filmed the Kwangju massacre|date=17 October 2008|website=The 18 May Memorial Foundation|accessdate=5 December 2019}}</ref>。
 
ヒンツペーターの映像は、ARDを通じてすぐに多くの国に伝えられ、その年の9月に『''岐路に立つ韓国''』''というタイトルのドキュメンタリーとして組み込まれて放送された''<ref name=":0" /><ref name=":4" /><ref name=":5">{{Cite news|url=https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=103&oid=001&aid=0000376166|title=「일요스페셜」'80년 5월, 푸른 눈의 목격자'|last=황 (Hwang)|first=정우 (Jungwoo)|date=17 May 2003|newspaper=Yonhap News Agency|accessdate=30 November 2019}}</ref>。ドキュメンタリーは、厳しく統制されていた[[第五共和国 (大韓民国)|第五共和国]]でも密かに上映された<ref name=":6" /><ref name=":0" />。今日知られている光州民主化運動に関連するビデオ資料のほとんどは、ヒンツペーターによって収集されたものである。共和国末期の1986年11月の光華門交差点での抗議を取材中、ヒンツペーターは私服警官に殴打され、首の背骨を負傷した。ヒンツペーターは1995年にジャーナリズムを引退した後、ドイツのラッツェンブルクに定住した<ref name=":0" />。
 
ヒンツペーターが光州で撮影した映像は、2003年の韓国KBS1特番「1980年5月~青い目の目撃者たち~({{Lang-ko|80년 5월, 푸른 눈의 목격자}})」で公開されている<ref name=":5" />。2017年の映画''「[[タクシー運転手 約束は海を越えて]]''」は、蜂起の際にヒンツペーターを助けたタクシー運転手[[金砂福]]を中心に描かれている<ref>{{Cite web|url=https://www.nytimes.com/2017/08/02/world/asia/south-korea-taxi-driver-film-gwangju.html?smid=fb-nytimes&smtyp=cur|title=In South Korea, an Unsung Hero of History Gets His Due|author=Choe Sang-Hun|date=2 August 2017|website=The New York Times|accessdate=4 August 2017}}</ref>。