「ラジエーションハウス」の版間の差分

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; 千葉美佐子(ちば みさこ)
: 「雪原の白兎」編の患者。健太郎の母親で婦人誌の編集者。小柴伸一郎と結婚していたが、病気が見つかった後に離婚してしまう。以前、乳がんを患い乳房を片方全摘している。それ以来、再発のリスクを考え、毎年マンモグラフィー検査を受けている。最初は唯織が触診をしてしまい、敵対心を見せていたが、健太郎の病気が判明した後は和解する。マンモグラフィーの検査結果は異常なしだったが、千葉の家系がリ・フラウメニ症候群であり、デンスブレストの患者でもあったため、乳がんがある可能性を否定できなかった唯織が美佐子にデンスブレストについて話し、超音波検査を受けてほしいと伝える。超音波検査の結果も異常なしだったが、まだ乳がんが隠れているかもしれないと思った唯織は今度は造影剤を使ったMRI検査を提案する。これ以上の検査は患者の負担になると杏が言うが、唯織はそれでもリ・フラウメニ症候群かつデンスブレストの美佐子の体にがんが無いとはとても言い切れないと思っていたので、自分が責任を持って検査時間外に行うという約束で造影MRI検査を行った結果、美佐子の胸にクモの巣状の非浸潤性乳がんがあったことが判明する。その後、もう片方の乳房も全摘しなければならなくなってしまったが、伸一郎と再婚を誓い、後日デンスブレストを記事に掲載する。
; 坂元美月 (さかもと みつき)
: 「FLY AGAIN」編の患者。ザ・カーテンライズのギタリスト。右肩の痛みを訴え、藤江クリニックから甘春総合病院にやってくる。単純撮影では骨による異常がなく、肩鍵盤断裂が疑われたが、原因となるものが見当たらないため、痛みの原因が全く分からない状況となっていた。ここで使われた写真はあまり慣れていない人が撮影したためか、関節の抜けが甘い状態となっており、すぐに痛みを取りたい美月の希望もあったので再撮影することに。その後裕乃とぶつかってしまったが、その時聴いていた「FLY AGAIN」の曲により二人は打ち解ける。裕乃は美月の最後のライブを成功させたいという思いから、自分のかつての思いをさせたくないと考え、単純撮影を行う。その際、裕乃は照射野を広げて撮影を行った。すぐに軒下がトリミングしたが、何とかしてあげてほしいと言う裕乃の言葉を聞いた杏が唯織の意見も聞いてみたいと言い、彼を呼ぶ。そこで写真を見た唯織は、トリミングがしてあるところから裕乃に、何故わざわざ設定を変えてまで広範囲で撮影をしたのか聞いたところ、美月が肩だけでなく、背中にかけて痛そうにさすっていたことから、唯織がトリミングされた写真を元に戻してS値を少しずつ上げてみたところ、肺尖部の濃度が他の肺野に比べてわずかに黒いことから、美月を今度は胸部の条件で再撮影を行った。その結果、痛みの原因は気胸だと判明した。痛みが出てからしばらく経っているため、胸腔ドレナージを検討することになった。早くて2・3日、長くて一週間で日常生活に復帰でき、その後、ザ・カーテンライズの最後のライブを成功させることができた。
; 藤本直樹 (ふじもと なおき)
: 「死者からのメッセージ」編の患者。藤本家の長男で、家の近所の空き地で倒れているところを弟の雄太に発見され、その後死亡が確認された。再婚を快く思っていなかった時があり、父の勝彦には反抗気味で、夜遊びもするようになり、母の歩美の財布から金を抜き取ることもあった。最初は死因に繋がる外傷や持病がなく、上空にボールを投げ自らキャッチする練習を最近していたため、心臓震盪が考えられた。最初は勝彦と歩美がAiを拒否していたが、小野寺に諭された歩美がAiを承諾する。スライス厚1mmと5mm、肺野や3D、MPRなどの再構成画像、合わせて2000枚もの写真をチェックした結果、脳や心臓に異常は無く肝臓に肝右葉前側区挫傷があったことから、直樹の死因は肝臓破裂による出血性ショックだと判明する。ボール程度では肝臓は破裂しないので、事故あるいは殺人が確定する。直樹の腕には痣があり、裕乃は虐待の可能性を考える。小野寺たちは警察に連絡した後、勝彦と歩美にこのことを報告するが、聞き込みにて勝彦を怒らせてしまう。唯織と裕乃はロビーにて雄太と出会い、そこで雄太と直樹はよくキャッチボールをしていたことを知り、腕の痣はキャッチボール中に出来たものと判明し、当時雄太は直樹から財布を忘れたから持ってきてほしいと頼まれたことを知る。二人は藤本家の近所に住む山村とも会う。その直後唯織は肝臓破裂について調べ、直樹は空き地で何者かに左手でのリバーブローのような打撃を受けたのではないかと話す。勝彦はまたしても怒り出すが、右利きかつ格闘技の経験もないため、彼は犯人ではなかった。唯織は犯人は山村だと言い当てる。山村の手には空手をやっている人に見られる拳ダコがあり、右ポケットに入れていた携帯電話をわざわざ左手に持ち替えて操作し、また右ポケットに戻したこと、唯織が右上に狙って投げたボールをあえてバックハンドの体制を取り左手でキャッチしたこと、前述の雄太の財布の話から、直樹の持ち物には財布があり、逆に携帯電話がなかったこと、左ポケットに直樹の携帯電話を持っているかもしれないと思い、勝彦の携帯電話から直樹にかけると山村の左ポケットから着信が入り、その携帯電話は直樹のものだったこと、そしてそこに入っていたメールのやり取りが決定的証拠になった。山村も父親の存在を快く思っておらず、直樹のことは仲間だと思っていたが、彼が家族に迷惑をかけたくないと言い出したことで裏切られたと思い、空き地で肝臓部を思い切り殴ってしまった。その後、直樹の遺体は司法解剖に回され、山村は警察署へと連行された。直樹は反抗気味の勝彦とは親孝行したいと思っていたようで、携帯電話の勝彦の着信履歴には「お父さん」と書かれていた。
; 篠原正男 (しのはら まさお)
: 「ラビリンスを越えて」編の患者。会社社長。勤務先でめまいを訴え、有意識で救急搬送される。症状から消化管出血が疑われ、血液検査をしたところ、貧血の症状が見られるため、造影CT検査を実施する。篠原は大腸がんの治療中でS状結腸にこぶし大の腫瘍があったため、大腸がんが原因で出血した可能性が高かった。止血を急ぐためにIVRを提案するが、鏑木はシンポジウムで不在であり、杏や奈良も一人でのIVRの経験が無かったが、鏑木を待つ余裕はないと考えた唯織に同調した杏が自分がやると決意する。慎重にカテーテルを入れていきS状結腸動脈に入り、大腸の治療を完了させる。ところが出血は止まっていなかった。厳しい状況に奈良は怒り出すが、そこで落とした武田のカバンから飛び出た「外科医六人に黒い影」という本から冷静になった唯織は、本当に出血していたのは小腸ではないかと考える。大腸がんという大きなファクトに囚われて、本当の原因が見えていなかったのである。唯織がサポートしながら慎重に小腸にカテーテルを入れていき、そこで出血の原因である血管奇形を発見する。コイル塞栓で止血させ、篠原のバイタルも安定し、無事IVRを成功させる。
; 魚谷久美 (うおたに くみ)
: 「メモワールは霧の中」編の患者。急性脳症の疑いで甘春総合病院に9日前に救急搬送されてきた。その時のCT撮影では異常はなかったが、3日後にMRI撮影をした結果、ブライトツリーアピアランスが見られ、6日間の入院で治療を行ってきた。そしてこの日、MRIの再撮影を行い、ブライトツリーアピアランスが消失しているかのチェックを行うことになったが、検査中に突然クエンチが発生してしまい、ヘリウムガスがMRI室に逆流してしまう。MRI室の気圧が上がり、さらに、扉が両方内開きなため、杏と久美は閉じ込められてしまう。酸素濃度が下がり、二人に命の危険が出てくる。ガラスを割って中のヘリウムを外に出すことになり、鏑木が大切にしていたトロフィーを使って、ガラスを割り、中からガスを抜く。これで扉が開き、杏と久美は救出された。命に別状はなく、クエンチが起きる前に撮影されたMRI画像からブライトツリーアピアランスの所見がなくなっており、退院することができた。
; 森山(もりやま)