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| caption = 拉致現場 (1) 付近の略地図{{Efn2|name="拉致現場"}}。Aの家(名護市我部祖河)<ref name="沖縄タイムス1997-01-01"/>は、拉致現場から西方へわずか約500&nbsp;[[メートル|m]]<ref name="琉球新報1996-08-20">{{Cite news|title=失跡2カ月 ―女子中学生ら致事件―|newspaper=琉球新報|date=1996-08-20|url=http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/960820ja.htm|author=|accessdate=2000-06-01|publisher=琉球新報社|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20000601062907/http://www.ryukyushimpo.co.jp/news/960820ja.htm|archivedate=2000年6月1日|deadlinkdate=2020-06-10}}</ref>、ないし約600&nbsp;mの地点だった<ref name="沖縄タイムス1997-01-01"/>。そのほぼ中間地点に、[[沖縄県道71号名護宜野座線|県道71号]]との交差点 (4) があり、同地点で左折して南進すると[[国道58号]]との交差点 (5) に到達する。その交差点 (5) を左折し、国道58号を北西方向に進むと、殺害・遺棄現場のある国頭村に到達する。<br/>『AERA』 (1996) に拉致現場と、目撃者が住んでいた名護市営住宅 (2) <!--団地の住所:名護市伊差川833-7。事件当時の名称は「市営伊差川団地」<ref>{{Cite book|和書|title=名護市 1996|publisher=[[ゼンリン]]|date=1996-07|page=67|series=ゼンリン[[住宅地図]]|quote=市営 伊差川団地|id={{国立国会図書館書誌ID|000003611893}}|at=A-2}}</ref>、2021年時点では「伊差川大堂市営住宅」<ref>{{Cite web|url=https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/jutaku/kanri/sichousonneijyuutaku_hokubu.html|title=市町村営住宅一覧(北部)|accessdate=2021-12-05|publisher=[[沖縄県]]|date=2019-02-06|quote=伊差川大堂市営住宅 名護市伊差川833−7|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211205024956/https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/jutaku/kanri/sichousonneijyuutaku_hokubu.html|archivedate=2021-12-05}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.city.nago.okinawa.jp/kurashi/2018071800489/file_contents/R03.pdf|title=令和3年度 市営住宅家賃一覧表(羽地地区・屋我地地区・久志地区)|accessdate=2021-12-05|publisher=[[名護市]]|year=2021|format=PDF|quote=伊差川大堂 伊差川833番地の7|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20211130073430/https://www.city.nago.okinawa.jp/kurashi/2018071800489/file_contents/R03.pdf|archivedate=2021-11-30}}</ref>。-->(現場から川を隔てて約50&nbsp;m離れた地点)を写した写真が掲載されている{{Sfn|AERA|1996|p=15}}。 | auto-caption = 1
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その後、2人は名護市伊差川の農道で{{Efn2|name="拉致現場"}}<ref name="沖縄タイムス1997-04-24"/>、自転車に乗った2人連れの女子中学生を見つけた<ref name="琉球新報1997-04-24"/>。そのうちの1人がAで、もう1人の少女は<ref name="特別広告">『沖縄タイムス』1996年12月15日朝刊特別広告面6頁「Aさんをすぐ帰して下さい。」「一刻も早く解放を 父 (被害者Aの父親の実名)」「A、早く会いたい 羽地中学校三年 (Aが拉致される直前まで一緒に下校していた女子生徒の実名)」(沖縄タイムス社)</ref>、Aの同級生だった{{Efn2|彼女とAは幼稚園からの幼馴染で、同じバレーボール部に在籍していた<ref name="沖縄タイムス1997-01-15社会"/>。}}<ref name="沖縄タイムス1997-01-15社会">『沖縄タイムス』1997年1月5日朝刊第2版第一社会面17頁「【名護】Aさんに永遠の別れ 「長い間捜せなくてごめんね」 参列者2千人 涙をこらえ焼香」(沖縄タイムス社)</ref>。彼女たち2人は、バレーボール部の練習をいつもより早く終え、下校のチャイムが鳴る直前の18時45分、自転車に乗って校門を出ており、Aは通学路の途中にあった小さな橋の袂で、「じゃあ、また明日」と別れた直後、Yたちによって拉致された<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>。
 
YとUは、彼女たちを尾行し<ref name="祈り届かず3"/>、農道のT字路付近で待ち伏せた<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>。事件当日(6月21日)は[[夏至]]で<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>、事件発生時刻の19時5分ごろ<ref name="経過1997-04-24"/>、周囲はまだ昼間のように明るかった{{Sfn|週刊文春|1996|p=30}}。2人はAが1人になったところ、2人は「名護の市街地にはどう行くの?」などと道を尋ねるふりをして、Aを犯行車両に無理矢理押し込めた<ref name="祈り届かず3">『琉球新報』1997年1月7日朝刊第1版第一社会面19頁「祈り届かず 名護市女子中学生ら致殺害事件 3 犯行・逃走 道聞くのを装い近づく Y容疑者 7月上旬に鹿児島へ」(琉球新報社)</ref>。当時は夏至で<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>、周囲はまだ昼間のように明るかった{{Sfn|週刊文春|1996|p=30}}。この一部始終は、現場付近{{Efn2|拉致現場から、道路と川を隔てて約40&nbsp;m<ref name="朝日新聞1996-06-29"/>、あるいは直線距離で約50&nbsp;m離れた場所{{Sfn|AERA|1996|p=15}}。}}の団地3階の住民に目撃されており、この住民はAの「キャー」という悲鳴を聞いたため、車に向かって大声で呼び掛けたが<ref name="琉球新報1996-08-20"/>、男たちのうち1人が車から降り<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>、Aを慌てて車内に押し込んだ<ref name="琉球新報1996-06-22">『琉球新報』1996年6月22日夕刊第1版第一社会面5頁「本島北部 女子中学生をら致」(琉球新報社)</ref>。そして、車内にいたもう1人の男が車外に出て<ref name="沖縄タイムス1996-12-20"/>、Aの自転車を川べりに投げ捨てた<ref>『沖縄タイムス』1996年6月28日速報(号外)「名護 女子中学生ら致事件 県警が公開捜査 被害者はAさん」(沖縄タイムス社)</ref>。そして、2人は車で県道71号方面(拉致現場から西方)へ走り去った<ref name="琉球新報1996-08-20"/>。犯行車両はAを拉致した直後、軽自動車と衝突しかけているが、その軽自動車のドライバーが最後の目撃者である<ref name="琉球新報1996-08-20"/>。
 
2人は県道71号に出ると、左折して[[国道58号]]に入り<ref name="祈り届かず3"/>、同道を猛スピードで北上し<ref>『沖縄タイムス』1997年1月4日朝刊第1版総合面1頁「久高本部長 地道な捜査が奏功 犯人ら配備網を突破」(沖縄タイムス社)</ref>、20時ごろ、国頭村の私道上でAを暴行した{{Efn2|起訴状によれば、2人がAを暴行した地点は、国頭村辺戸の私道など<ref name="琉球新報1997-01-26"/>。}}<ref name="琉球新報1997-04-24"/>。その後、犯行の発覚を免れるため、Aを殺害して死体を遺棄することを決意し<ref name="判決要旨"/>、奥2号林道へ移動した<ref name="琉球新報1997-04-24"/>。2人はさらにAを暴行し、財布から200円を奪った上で、殺害を最終的に確認<ref name="琉球新報1997-04-24"/>。同日21時30分ごろ、国頭村楚洲の林道上で<ref name="沖縄タイムス1998-03-17"/><ref name="琉球新報1998-03-17"/>、2人で紐を使い、Aの首を絞めて殺害した<ref name="沖縄タイムス1997-04-25"/><ref name="琉球新報1997-04-24"/>。そして、2人で遺体をガードレール越しに投げ捨てた{{Efn2|name="遺棄現場"}}<ref name="琉球新報1997-04-24"/>。