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[[江戸時代]]における官・民の切手(商品切手)や手形としての利用は、[[蔵預かり切手]]、[[切手#切手の名称]]を参照のこと。
 
国税庁の税務情報センター(租税史料室)<ref>{{Cite web |url=https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/sozei/network/134.htm |title=明治2年の商品券
|publisher=国税庁の税務情報センター(税務資料室) |date=2008-06 |author=鈴木芳行 |accessdate=2021-12-08}}</ref>によると、正しくは商品券発祥の地は仙台であり、江戸中期(1651~1745)の仙台では冬至の時期になるとお世話になった人たちに感謝の気持ちを込めて豆腐を贈る習慣があったが、注文が殺到して豆腐屋の手が回らない事に加え、購入者も一度に贈られる豆腐をその日のうちに消費するというのも限界があるだろうと考えた、ある豆腐屋が代金を貰ったら豆腐は必要な時に交換できるように紙で約束ごとを書いておくとした御厄介豆腐切手が始まりであって、それが評判を呼んで他地域でも饅頭勝手や鰹節切手などとして好きな時に交換できるようになっていったものである。
また、国会図書館所蔵『仙台叢書 第18』の中には 片倉 景綱(1557〜1615年)が主君伊達政宗…1567〜1636)の命を受け白石への移動途中で滞在した神宮寺村で倒れ、村人たちに「厄介をかける」と、酒と豆腐をふるまったとされる文面が(※後述掲載)確認でき、御厄介豆腐という言葉自体は江戸中期以前から既にあったもの考えらる。
 
また、国会図書館所蔵『仙台叢書 第18』の中には 片倉 景綱(1557〜1615年)が主君伊達政宗…1567〜1636)の命を受け白石への移動途中で滞在した神宮寺村で倒れ、村人たちに「厄介をかける」と、酒と豆腐をふるまったとされる文面が(※後述掲載)確認でき、御厄介豆腐という言葉自体は江戸中期以前から既にあったもの考えらる。
当時の宮城では豆腐が魚の肴にもなるなど、広く庶民人まで親しまれいたという事が窺い知れ、後の冬至に豆腐を贈るという風習に繋がったと言えよう。 「十月八日は片倉景綱、白石城並びに土地を賜りし日なり。其の時祝儀せんとて肴をものするに、海遠くしてむつかしければ、豆腐をさかなにて、景綱主従祝儀の酒をとりかわしたるとなり。さて此所のものには、兎角厄介になるとて、酒飲ませしより、厄介豆腐を酒の肴にていほふ(祝う)という。昔を忘れぬ風習、実に賞するにあまりあり。」
後に切手という呼び名が時代変遷の伴いに従い、図書カードやギフトカードなど名称も様々な形で拡がりを見せ現在に至っており、また全国的に知られている仙台初売りにも少なからず影響を齎しと思われ、事実、公正取引の対象外として仙台の初売り期間は江戸時代から続く商習慣であるという事で豪華なものを高額商品を景品として提供しても良いと国から認められている特例である事からも十分な根拠と成り得よう。 一方、全国経済の中心地であった大阪では、寛政5年(1793)に、高麗橋の菓子商虎屋が発行した饅頭切手が商品券の初見といわれてはいるが、このころから、煉羊羹切手、酒切手、寿し切手、蒲鉾切手、海魚切手など多様な商品券が、冠婚葬祭などの贈答用に多く用いられ、かつ通貨のように使用される場合が少なくなかったという。贈答用に多用されたことは、現在にも通ずるものがあるとしている。
 
後に切手という呼び名が時代変遷の伴いに従い、図書カードやギフトカードなど名称も様々な形で拡がりを見せ現在に至っており、また全国的に知られている仙台初売りにも少なからず影響を齎しと思われ、事実、公正取引の対象外として仙台の初売り期間は江戸時代から続く商習慣であるという事で豪華なものを高額商品を景品として提供しても良いと国から認められている特例である事からも十分な根拠と成り得よう。 一方、全国経済の中心地であった大阪では、寛政5年(1793)に、高麗橋の菓子商虎屋が発行した饅頭切手が商品券の初見といわれてはいるが、このころから、煉羊羹切手、酒切手、寿し切手、蒲鉾切手、海魚切手など多様な商品券が、冠婚葬祭などの贈答用に多く用いられ、かつ通貨のように使用される場合が少なくなかったという。贈答用に多用されたことは、現在にも通ずるものがあるとしている
一方、全国経済の中心地であった大阪では、寛政5年(1793)に、高麗橋の菓子商虎屋が発行した饅頭切手が商品券の初見といわれてはいるが、このころから、煉羊羹切手、酒切手、寿し切手、蒲鉾切手、海魚切手など多様な商品券が、冠婚葬祭などの贈答用に多く用いられ、かつ通貨のように使用される場合が少なくなかったという。贈答用に多用されたことは、現在にも通ずるものがあるとしている。
 
=== 主な商品券類 ===