「ゴルゴ13のエピソード一覧」の版間の差分

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:[[クリミアタタール人]]は、かつて[[スターリン]]によって、[[クリミア]]から[[チェリャビンスク]]に強制移住させられた。そうした状況下で育ったガウリ、ギレイ、サハロフ。ガウリは[[レアメタル]]確保のために宇宙の[[小惑星]]シバを捕捉して回収するプロジェクトを進めていた。しかしそれは表向きで、この小惑星をモスクワに落下させ少数民族への迫害の復讐をもくろんでいた。一方、ギレイは、[[レールガン]]の研究を進めていたが、ゴルゴによって暗殺される。ただ、レールガンの処分はゴルゴへの依頼には含まれておらず、射手の居ないレールガンが残された。シバはモスクワへの墜落コースを進むが、[[ヤルコフスキー効果]]で軌道がずれ、ギレイらが育ったチェリャビンスクへと墜落すると予測された。チェリャビンスクには大量の[[放射性物質]]が貯蔵されていた。
;第565話 アームストロングの遺言 / 2016年10月
:動画投稿サイトに、不可解な動画が投稿された。[[アポロ11号]]の[[ニール・アームストロング]]船長の50年前のインタビューとされ、その中でアームストロングは「月面に降り立ったことはない」と語っていた。だが、この動画はアームストロングの証言を巧みに引き出して編集された捏造で、投稿したのはロシアの右翼政治家とその腰巾着の記者だった。しかし背後には黒幕がいると思われた。オマハ大統領の命を受け、[[ペンタゴン]]は黒幕の暗殺をゴルゴに依頼する。
;第566話 カルミアの髪飾りの女 / 2016年11月
:[[ミャンマー]]と思われる国が舞台<ref group="注釈">作中では舞台の国名が「東南アジア某国」としか描かれておらず、架空の国名すらもない。</ref>。この国では非民主的な軍政が続き、国は混乱し貧しいままであった。曲折の末、[[2015年ミャンマー総選挙|2015年11月に初めて民主的な選挙]]が行われ、上下両院とも[[民選]]の議席は[[国民民主連盟|市民民主同盟]]がすべて独占したものの、総議席の4分の1は[[ミャンマー連邦共和国憲法|同国の憲法]]の規定により、[[ミャンマー軍|軍人]]が自動的に議員となっていた。また、議員の互選により[[ミャンマーの大統領|大統領]]が選出されるが、憲法の規定で、配偶者やその子どもが外国籍であると大統領に就くことができない。市民民主同盟のリーダーで、[[アウンサン|建国の父]]の娘でもある[[アウンサンスーチー|ワウンスンサーシー]]は[[マイケル・アリス|英国人男性]]と結婚し、産まれた男子も英国籍であるため、このままでは大統領になれなかった。憲法改正には議会の4分の3を超える賛成が必要なので、軍人議員が反対し続ける限り憲法改正はできない。このため、ワウンスンサーシーは[[ティンチョー|腹心の部下]]を大統領職に就かせ、さらに[[ミャンマーの国家顧問|最高顧問]]というポストを新設し、自身がこの職に就いて実質的に最高権力者となる。そこへ、ある軍人議員がワウンサンスーシーに接触、自分たちのグループが造反するので憲法改正を行わないか、と持ち掛けてくる。
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;第590話 カタールの剣 / 2019年5月 / 品川恵比寿
:2017年、[[カタール]]は深刻な事態に陥った。当時、カタールはイランやトルコと親密な関係にあったが、反イランで結束する、サウジアラビア、バーレーン、UAE、エジプトなどがいきなり要求を突き付けてきたもので、[[2017年カタール外交危機]]と呼ばれる。イランやトルコとの外交関係の縮小や[[アルジャジーラ]]の閉鎖を求めるもので、カタールとしては容易にのめるものではなかった。一方、カタールでは[[2022 FIFAワールドカップ|2022年のFIFAワールドカップ]]開催が決まっていたが、カタール代表は低迷しており、国内も盛り上がらないままだった。そこで王子のタミルは、看板選手イシュタルをゴルゴ13に狙撃させ、弔問外交を目論む。
;第591話 運の悪い女 / 2019年7月 / ながいみちのり
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