「FSWS計画」の版間の差分

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ヘビーガンダム
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==== フルアーマーガンダム(タイプB バンディエラVer.) ====
漫画『[[機動戦士ガンダム バンディエラ]]』に登場。作中では単に「ガンダム」としか呼ばれない(公国軍将校からは「連邦の白いヤツ」と呼ばれる)が、外観はほぼ上記タイプBと共通するため、名称は便宜的なものである。なお、単行本第4巻および第5巻の表紙には "'''FA-78B''' (BANDIERA Ver.)" と記載されており、上記MSV-R版とは型式番号が異なる。
 
エムエム・クルガを主任として、[[宇宙世紀の施設と地名#キャリフォルニアベース|キャリフォルニアベース]]奪還に向けて開発が進められるが、完成直前でバランサーの調整が難航しお蔵入り寸前となる。しかし、シモン・バラが[[テム・レイ]]から預かった設計図により奇跡的に調整が成功する。上記タイプBとの相違点としては、3連装ビーム・ライフルは装備せず、小型シールドおよびビーム・サーベル2基を右腕に装備、左手に[[ジム改#ジム・ストライカー|ジム・ストライカー]]のスパイク・シールドを携行する。またカラーリングはライト・ブルーを基調に、一部黒で塗り分けられている。
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=== シャトルガンダム ===
{{機動兵器
[[ホビージャパン]]発行のムック『HOW TO BUILD GUNDAM3 Ζ GUMDAM』に登場。ヘビーガンダムの設計図をもとに開発され、初めて自力で大気圏離脱及び突入を行ったMS。初出は[[大河原邦男]]によるΖガンダム企画時における初期デザインのひとつ。
|名称=シャトルガンダム<br />SHUTTLE GUNDAM
|型式番号=なし(仮称コード:T1号)
|所属=地球連邦軍
|開発=地球連邦軍カリフォルニア基地工場
|生産形態=技術実験機
|全長=約20m(シャトル形態)<ref name="hjz-118">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = [[ホビージャパン]] |year = 1986 |page = 118}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>
|武装=バルカン砲×2<br />小型シールド×2<ref name="hjz-122,124">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 122・124頁}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>
}}
[[ホビージャパン]]発行のムック『HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM』に登場。ヘビーガンダムの系譜に連なる、初めて自力で大気圏離脱及び突入を行ったMS。原型は『[[機動戦士Ζガンダム]]』企画時の[[大河原邦男]]による[[Ζガンダム]]の初期デザインのひとつ<ref name="hjz-124">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 124}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。型式番号は持たず、'''T1号'''(トライアル1号)という仮称コードが付けられている<ref name="hjz-122">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 122}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。
 
宇宙世紀0083年3月頃、地球連邦政府は地球連邦軍に対し、市民へのデモンストレーションおよび[[アクシズ]]に対する牽制のため、1年以内にガンダムタイプの[[可変モビルスーツ|可変MS]]を開発するように要請した<ref name="hjz-121,122">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 121・122頁}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。この要請は実用化を前提としないものであり、連邦軍はヘビーガンダムの設計図を元にアクチュエータ方式の関節や[[全天周囲モニター・リニアシート|リニアシート]]といった新機軸を盛り込みつつ、背部に折りたたみ三角翼と機首整流耐熱カバーを備えた部品装着式の簡易な可変機構を採用して開発を進めている<ref name="hjz-122,123">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 122・123頁}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。脚部には高機動スラスターとともに強力[[原子力推進#核熱ロケット推進|熱核ロケット]]計2基をメインエンジンとして備え、シャトル形態でこれを用いて大気圏を離脱した後に軌道を周回し、大気圏への再突入の後は滑空して基地に帰還する、という運用方式が取られる<ref name="hjz-122" />。反面、推進系に脚部の内部スペースを割いているため歩行能力が低く、平地以外での陸上移動はホバリングに依存している<ref name="hjz-122" />。
 
開発は宇宙世紀0083年4月に連邦軍カリフォルニア基地工場で開始され、翌0084年8月に完成。同年11月にはカリフォルニア基地で1回のみの公式飛行を行い、約1時間半の飛行の中で大気圏離脱と突入、さらには地上および空中での変形を成功させている<ref name="hjz-118,122">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 118・122頁}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。その後の消息は知られておらず、飛行中にエンジンに再使用不可能なほどの損傷を負いスクラップとなった、[[宇宙世紀の施設と地名#ケープケネディ|ケネディ宇宙港]]の博物館に保管されているなどの説がある他、[[ガンダムMk-II]]開発の参考にすべく[[ティターンズ]]が接収しているとも言われる<ref name="hjz-122" />。
 
また、可変機構が部品装着式であることを活かした派生案として、高機動スラスターや冷却システムなどからなる宇宙空間用など、いくつかのオプションパックを装備した仕様も計画されていたという<ref name="hjz-123">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOBBY JAPAN別冊 HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = ホビージャパン |year = 1986 |page = 123}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。
宇宙世紀0083年3月頃、地球連邦政府は地球連邦軍に対し、[[アクシズ]]に対する牽制のため、ガンダムタイプの万能[[可変モビルスーツ|可変MS]]を開発するように要請。試作1号機はT1号(トライアル1号)というコードネームが付けられ、翌年に完成している。
 
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== 高機動型ガンダム ==
ゲーム『[[機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記]]』に登場<ref group="注">初出の『ジオン独立戦争記』における正式な機体名称は「ガンダム高機動型」であるが、後年の『[[ガンダムウォー]][[ガンダムネットワークオペレーション2]]といった作品には本項の通り「高機動型ガンダム」の名称で登場している。</ref>。ガンダムの背部及び脚部に補助推進装置を装備した高機動タイプで、宇宙空間専用機である。一説によれば、[[マグネット・コーティング (ガンダムシリーズ)|マグネット・コーティング]]と増加兵装(FSWS)計画からのスピンオフとして設計されたという<ref>「GAME'S MsV ガンダム高機動型」『月刊ガンダムエース』2003年7月号(No.011)、角川書店、94頁。</ref>。
 
ゲーム上においては連邦軍の中で最後に開発される機体だが、主兵装であるダブルビームライフルの命中率はRX-78-2より劣る。