「Ζガンダム」の版間の差分

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=== Ζガンダム案 ===
バンダイの[[村上克司]]による案は、デザインはRX-78ガンダムとほぼ同じで、大気圏突入というコンセプトは[[ロバート・A・ハインライン]]の小説[[宇宙の戦士]]」の』に登場する降下用カプセルをモチーフとした変形形態(モビル・フォートレス形態)という形で取り入れられている<ref name="GMG2018S"/>。このデザインは藤田によるクリンナップを経てサイコガンダムとして劇中に登場する。
 
大河原邦男もいくつかの案を出している。[[スペースシャトル]]的なウェイブ・ライダーへの可変機構を取り入れたもので、複数のアイデアスケッチが描かれている。その中の一つはただ寝そべる形でスペースシャトルの形状に変形するシンプルな案で、アニメーションとしての作画のしやすさと玩具としての壊れにくさやコストダウンを考慮している。また、別の案の背面の折り畳み式の[[VG翼]](可変翼)が前方に回るという変形方法は、藤田の決定稿に採用された<ref name="GMG2018S"/><ref name="GWPZ"/>。なお、大河原によるシャトル型の案は、後に[[月刊ホビージャパン|ホビージャパン]]別冊『HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM』に[[FSWS計画#シャトルガンダム|シャトルガンダム]]として登場している<ref name="hjz-124">{{Cite Book |和書 |author = |title = HOW TO BUILD GUNDAM WORLD 3 MOBILE SUIT Ζ GUMDAM |publisher = [[ホビージャパン]] |year = 1986 |page = 124}}[[雑誌コード]]:08128-5。</ref>。
 
決定稿は、藤田一己が様々なデザイナーの案をまとめて最終的にクリンナップした。1984年12月に初稿を起こし、1985年1月上旬にはオープニングアニメ用に永野の初期稿を基にまだアンテナの無い状態の頭部を描いている<ref name="GMG2018S"/><ref name="GWPZ"/>。デザイン決定から商品開発までに膨大な作業と時間を要し、番組への登場は後半開始の3クール目にまでずれ込んだため、テレビシリーズ前半には代わりに[[ガンダムMk-II]]が主役級MSとして使用された。番組開始時から流された前期オープニングテーマの映像中に登場する謎のMSのシルエットは、新型ガンダムのイメージを表すものとして永野護の初期稿を藤田がクリンナップしたものでデザインが異なる{{Refnest|group="注"|どちらかと言えば同じ永野案を下地にした百式の頭部に近い。}}<ref name="GMG2018S"/>。2ヶ月ほどかけて漫画家の近藤和久や[[モデラー (模型)|モデラー]]の[[小田雅弘]]の協力で立体を想定した変形の検証などを行い、3月にほぼ決定稿に近いデザインを完成させた<ref name="GMG2018S"/>。