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1983年(昭和58年)9月に従来のCHFの後継かつ、ノーマルポジションの第3期HFシリーズ(HF、HF-S、HF-X、HF-ES、HF-PRO)の第1弾として先行発売された。LN(''Low Noise'')グレード一点張りだったCHFやその先代に当たるLow Noise(LN)に対し、当初から低級クラスのLH(''Low-class Low Noise High-Output''、LLH)グレードとして位置づけられていた。透明なスリップシートのDPⅡメカ、およびスモーク処理されたシースルーハーフが用いられ、このクラスとしては走行性能とカセットハーフの組付精度が至って良好なのが特徴である。なお、このハーフは性能と信頼性を買われて[[ソニー・ミュージックレコーズ|CBS・ソニー]]<ref>現:[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|ソニー・ミュージックエンタテインメント]] [[ソニー・ミュージックレーベルズ]]</ref>からリリースされたミュージックカセットテープにも一時的に採用<ref>1984年7月から1985年12月頃まで発売された邦楽(ただし演歌・歌謡曲は除く)、および洋楽の各作品のみ。</ref>された。オールラウンドカセットとなっており、音楽・[[カラオケ]]・会話([[会議]])・語学録音兼用とされている。また自社製造時代末期にはカセットハーフの接合にネジを全く使用しない超音波溶着が採用されていた(ただし後述するOEM供給後の製品は再びネジ止め式カセットハーフに回帰)。生産元は[[日本]]の他、[[タイ王国|タイ]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[フランス]]、[[韓国]]など点々としていた。
*Pケース…1990年代中期ごろまではPケース、ラウンドPケースを使用していたが、その後スリムケースとなっている。販売末期は[[OEM]]の関係で(後述)ラウンドPケースに回帰している。
*OEM供給…HFは[[2012年]](平成24年)より日立マクセル(現・[[マクセル]])製の[[マクセル UL|3代目UL(2012年 - 2019年)]]<ref>[[ダイソー]]専売の単品売り製品「音楽用カセットテープ」(UL〈H〉)を含む。</ref>のOEMとして2015年3月まで販売されていた。[[マクセル|OEM元]]同様、[[インドネシア]]で製造されており、[[タイ洪水 (2011年)|2011年の夏から秋にかけて発生したタイにおける大洪水]]で競合メーカーの[[アメリカ合衆国|米国]][[イメーション]]([[TDK]]ブランド含む。現:[[グラスブリッジ・エンタープライゼス]])同様、ソニーの磁気テープ製造工場が[[水害]]による甚大な被害を受け操業停止、および製造停止になったのが最大の理由とみられる。
*HFと同じテープを使用した派生製品としてGokkigen46!!(ゴッキゲン46)、およびGIG-1、CDix1(後期型)等が存在していた。
*ソニーのラジオカセット、テレコ、カセットウォークマンはHFがリファレンステープとなっていた(製品によっては前モデルのBHFとなっていた)。