「勧善懲悪委員会」の版間の差分

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魔法部項目を改稿、各種アラビア語ソースに基づき組織名・活動内容について修正
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湾岸戦争以降に流入するようになった西洋文化に対して非常に強い拒否反応を示しており、彼らの考える「イスラムの教義」に合わない[[欧米]]文化の排除に積極的に活動している。
 
=== 魔法部術・まじない撲滅班 ===
勧善懲悪委員会の組織の一つ。アラビア語ではوحدة مكافحة السحر والشعوذةといい、英語ではCommission anti-sorceryやAnti-Witchcraft Unitなどと表現。年々増加する(黒)魔術ならびにまじない・詐欺に対応するため2009年に創設された。
人間が[[魔法]]などの超自然的な力を持つと主張したり、信じることはアラーへの冒涜であるとされており、勧善懲悪委員会では魔法部が魔術師を自称する者を取り締まっている。
 
組織名に含まれるالسحرやالشعوذةは小説や映画に出て来るファンタジー的な魔法ではなくアラブ諸国で社会問題化している黒魔術・呪詛、除霊といった迷信行為を具体的には指す。イスラームの教えから外れている民間信仰であること、また人間が[[魔法]]などの超自然的な力を持つと主張することは詐欺・詐称や人々を惑わす行為であるとし、黒魔術・呪詛・霊感商法類を摘発。
魔法部では魔法使いに魔法をかけられた場合にどうしたらよいか電話相談を受け付けており、相談内容に信憑性がある場合には実際に調査、逮捕、起訴が行われ、実際に魔女とされる人物が摘発される([[魔女狩り]])。ただし、魔法部の担当者は[[ウラマー]]一人しか居ない。
 
黒魔術類の増加を受け同様の活動が他のアラブ諸国でも行われて似たようなネーミングの組織も存在するが、サウジアラビア王国の場合は勧善懲悪委員会自らが率先して行ないキャンペーン等を展開している。
 
オフィスでの受付に加え電話やメールによる問い合わせにも対応<ref>{{Cite web|url=https://www.my.gov.sa/wps/portal/snp/servicesDirectory/servicedetails/9270|title=مكافحة السحر والشعوذة|accessdate=2022-1-12}}</ref>。黒魔術被害に遭った人々からの相談を受け呪詛具の判定作業(注:人々は呪詛具に触れたり袋を開けたりすることを嫌うためイスラーム宗教者に手渡し相談することを希望する傾向が強い)も行う。外国人労働者による黒魔術摘発、空港で発見された呪詛具への対応を空港・警察に要請され出動することもある。
 
== 活動 ==