「第三紀 (トールキン)」の版間の差分

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だが、自由の民であれ闇の陣営であれ誰ひとり知らない間に、イシルドゥアの死とともに失われていた一つの指輪は、すでに見出されていた。[[ゴクリ]]は川から拾い上げられた指輪を手に入れたのち、山の下の暗闇に引きこもり長い間外界との関係を絶っていたが、『ホビットの冒険』にて[[ビルボ・バギンズ]]の手に渡ったことで一つの指輪は再び日の目を浴びた。かれは単なる「透明になれる魔力を持った便利な道具」としか認識していなかったが、後になってその危険性を悟ったガンダルフに説得され、甥の[[フロド・バギンズ]]に指輪を譲り渡した。
 
フロドは一つの指輪を滅ぼすため、8人の[[指輪の仲間]]とともに9人で旅に出た。冥王の側も指輪を取り戻すべく、9人の「黒の乗り手」をはじめとする配下を放ってその行方を捜した。さらに白の魔法使いサルマンまでもが、野心に取り憑かれて独自に活動を開始した。ガンダルフは深淵に姿を消し、[[ボロミア]]は戦死して指輪の仲間は離散してしまう。フロドは[[サムワイズ・ギャムジー|サム]]とふたりでモルドールを目指すことになった。
 
[[アラゴルン]]は敢えてフロドの追跡を断念し、サルマンの配下にさらわれた[[メリアドク・ブランディバック|メリー]]と[[ペレグリン・トゥック|ピピン]]の救出に向かった。蘇ったガンダルフの助力を得て、かれらは[[ローハン]]を蝕んでいたサルマンを打倒し、さらに対冥王の最前線[[ゴンドール]]にはせ参じた。[[ペレンノール野の合戦]]でからくも敵軍を撃退したかれらは、その勢いでモルドールへと討って出る。しかしそれは、敵地に潜入しているフロドからサウロンの眼をそらすための大掛かりなおとりであった。