「ハーヴグーヴァ」の版間の差分

オーレ・ヴォルム+ エゲデ(エイェーゼ)+らも言及。
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(オーレ・ヴォルム+ エゲデ(エイェーゼ)+らも言及。)
古くは13世紀中葉ノルウェーの{{仮リンク|王の鏡|en|Konungs skuggsjá|label=『王の鏡』}}に言及があり、{{仮リンク|エルヴァル=オッド|en|Örvar-Odd|label=『矢のオッドのサガ』}}{{efn2|『弓矢のオッドルのサガ』等とも。}}の後期稿本(14世紀後半)では、ハーヴグーヴァと{{仮リンク|リングバック|en|lyngbakr}} が、いずれも島か岩礁に見える巨大な海の怪物として登場する{{Refn|ハーヴグーヴァとリングバックのカナ表記は廣󠄁田の論文で確認<ref name=hirota>{{harvp|廣󠄁田|2020|p=180}}、注10</ref>}}。しかし、17世紀の文献ではこの二つは、同じ巨獣の別称とされている。
 
自分の[[吐瀉物]]を[[撒き餌]]につかっておびきよせた大量の魚類をいっぺんに一飲みにするのだと伝える。似たような描写がラテン語の[[動物寓意譚]]にみえる[[アスピドケローネ]]という巨獣について記されており、その[[アイスランド語]]訳(「アスペド」と記述)も現存するので、これがモデルとみなされている。また、島に似た性質と、捕食習性の挿絵が別々に描かれていたことで、2種類いると勘違いされたとの考察がある。
 
サガの物語の設定では鯨・船・人間も餌とすると噂される怪物だが、グリーンランド海から西南の{{仮リンク|ヘッルランド|en|Helluland}} にむかって航行中に岩礁と間違えハーヴグーヴァの口吻のあいだを船ですり抜けたにすぎなかった。ただしリングバックに上陸した乗組員は落命している。
また『[[スノッリのエッダ]]』でも[[クジラ目]]類の名を連ねた''[[スールル]]''のなかに含まれており<ref>{{harvp|Halldór Hermannsson|1924}}, [https://archive.org/details/IslandicaAnnual15/page/n77/mode/2up p. 36, endnote]</ref><ref name="phelpstead"/>、異本[[ヴォルム写本|《ヴォルム写本》]]{{efn2|版本の注に"Wchart"と略記されており、厳密には羊皮紙写本(W)の欠損部を、紙製(革でない植物繊維の紙 chartaceus)の補完した箇所。}}では {{lang|non|hafgúa}} と綴る<ref name="snorra-edda"/>。18世紀の文献では人魚を意味する単語({{lang|non|margúa}})の同義が{{lang|non|hafgúa}}だと記載する<ref name="halldor1975"/>。
 
『王の鏡』の近年の英訳(抜粋)ではハーヴグーヴァを「[[人魚]]」の類と但し書きしている『王の鏡』の近年の英訳がみられるが<ref name="speculum-somerville-tr"/>{{Refn|group="注"|{{lang|non|hafgúa}}(異綴り)は、{{lang|non|margúa}}'人魚'の同義として某18世紀の書物(Ann{{=}}『至1578年のアイスランド年代記』 Islandske Annaler indtil 1578 )に記載されている<ref name="halldor1975"/>。}}、過去の英訳では[[クラーケン]]を同義語として充てていた<ref name="speculum-larson-tr"/>。サガの英訳ではシー=リーク("sea-reek"、「海の蒸気」){{Refn|group="注"|"reek", 'vapor, smoke'<ref name=skeat/>。}}と意訳され<ref name="edwards&palsson"/>{{Refn|{{仮リンク|ポール・エドワーズ (文学者)|en|Paul Edwards (literary scholar)|label=ポール・エドワーズ}}、{{仮リンク|ヘルマン・パウルソン|en|Hermann Pálsson}}共訳(1970年)。英語で初の完訳と解説されるが、それ以前に{{仮リンク|ジャクリーヌ・シンプソン|en|Jacqueline Simpson}}による撰訳(1965年)が出ている{{sfnp|Edwards|Pálsson|1970|pp=xx–xxi}}。}}、散文エッダの英訳ではシー=スチーマー("sea-steamer")という英名が充てられている<ref name="snorra-edda-faulkes-tr"/>。
 
シー=リーク("sea-reek"、「海の蒸気」){{Refn|group="注"|"reek", 'vapor, smoke'<ref name=skeat/>。}}という意訳名もサガ英訳で使われており<ref name="edwards&palsson"/>{{Refn|{{仮リンク|ポール・エドワーズ (文学者)|en|Paul Edwards (literary scholar)|label=ポール・エドワーズ}}、{{仮リンク|ヘルマン・パウルソン|en|Hermann Pálsson}}共訳(1970年)。英語で初の完訳と解説されるが、それ以前に{{仮リンク|ジャクリーヌ・シンプソン|en|Jacqueline Simpson}}による撰訳(1965年)が出ている{{sfnp|Edwards|Pálsson|1970|pp=xx–xxi}}。}}、シー=スチーマー("sea-steamer")という英名が散文エッダ英訳にみられる<ref name="snorra-edda-faulkes-tr"/>。
<!--
日本語で意訳するなら「海の水蒸気」だが、懐古的に表現するなら「海の[[湯煙]]」・「海烟(けぶり)」等とも言い回しができよう。
}}
}}。
 
『王の鏡』に言及があることは、17世紀中葉に[[オーレ・ヴォーム]]と{{efn2|『{{読み仮名|ウォームの珍品博物館|ムーセーウム・ウォルミアヌム}}』(1654年)。綴りはハーヴグーヴェ hafgufe とある。}}<ref name="denys-montfort"/><ref name="ole_worm"/>、{{仮リンク|トマス・バルトリン|en|Thomas Bartholin|label=トマス・バルトリン}}が相次いで指摘するが{{efn2|『希少生物解剖誌』(1657年)。}}<ref name="bartholin"/> これらデンマーク学者は、ハーヴグーヴァを第22種のケトゥース(≈鯨)に分類している<ref name="ole_worm"/> as did Bartholin.<ref name="bartholin"/>。
 
== 伝説的サガ ==
 
オッドらの一行は、 [[グリーンランド海]]から陸地に沿って南と西の方角へと、(通説では[[カナダ]]の){{仮リンク|ヘッルランド|en|Helluland}}{{efn2|エドワーズとポールソンの英訳ではわざわざ「スラブランド(岩盤の地)」という意訳名を使っているが、他の訳者による『ヴィンランド・サガ』等では「ヘッルランド」島の地名をそのまま使っている。}}のスクッギというフィヨルドを目指していた。その目的地は、「房毛の」オグモンド{{efn2|{{lang-non|Ögmundr flóki}}.<ref name=cleasby-vigfusson-floki/>}}、別名「エイショールヴ殺しの」オグモンド{{efn2|{{lang-non|Ögmundr Eyþjófsbani}}}}と呼ばれる仇敵の居場所であった{{Refn|group="注"|エドワーズとポールソンの英訳では「オグモンド・トゥソック」 Ogmund Tussock <!--ネットでは英訳名のオグムンド・ツソックなどとして出回ってしまっている。-->となっており、たしかに tussock には'房、毛虫の突起'などの意もあるが、現在では'草、芝'の意味合いに捉えるがちなので、普通に tuft '房毛'と訳した方がよかった、と批評されている<ref name=lane/>。だが擁護論もあり、原文でも通常の前髷(''topprinn'')のようではないものが「房毛」が垂れ下がっている、と書かれており、普通の房毛ではなく、芝のような(蓬髪のような)形状だと解釈する<ref name="tracy"/>}}。<!--蛇足だが、房毛のようなものが腹部についた{{仮リンク|ドクガ亜科|en|Lymantriinae}}を英語で「トゥソック・モス」と呼ぶが、漫画『遊戯王』にも地獄毒蛾地獄毒蛾(ヘル・トゥソック・モス)が登場している。-->
 
 
その航行中、遭遇したのが2種の海の怪物で、ハーヴグーヴァ(「海蒸気」)は、その上下の顎のあいだを(船員は岩礁の合間と見間違いながら)難なく通り過ぎただけに終わった<ref name="edwards&palsson"/>。もうひとつは {{仮リンク|リングバック|en|lyngbakr}}すなわち「ヘザー{{efn2|植物名。下に詳述。}}の[生えた]背」と呼ばれる怪物で、これも海に浮かぶ島に見えた<ref name="edwards&palsson"/>。しかしこちらの島にはオッドの命令で{{efn2|ヴィグニルの阻止指示を無視して}}5名が上陸しており、結果、リングバックが潜水したために命を落としている<ref name="physiologus-kalinke-icelandic"/>。
元のアスピドケローネは、より温暖な海域にいる、島のような大ウミガメのことであったが、これを北欧人はアスペド(aspedo)という鯨({{lang|non|hvalr}})と理解して、{{仮リンク|アイスランド語版フィシオログス|en|Icelandic Physiologus|label=『アイスランド語版フィシオログス』}}(断片B、第8)に転載したのだという推察だ<ref name="helland"/>{{sfnp|Halldór Hermannsson|1938|p=10}}{{Refn|group="注"|アイスランド訳の祖本であるラテン語版『フィシオログス』でもアスピドケローネを鯨(「ケトス {{linktext|cetus}}」)と指定してるようにもみえる。しかし古代・中世のケトスは鯨に限らない(ギリシア語{{lang|el|{{linktext|κῆτος}}}} は、「海の怪物」一般をさす<ref name=liddel&scott-ketos/>)。『フィシオログス』英訳ではケトスを"Ceteacean"とするが、むろん現代[[分類学]]上の[[クジラ目]]の意味でなく、英訳者も「鯨、イルカ、鮫も含まれる」と注記している<ref name=clark/>。}}。
 
アイスランド語版でも、アスペド鯨は島と見間違えられる性質と<ref name="physiologus-kalinke-icelandic"/><ref name="physiologus-kalinke-icel&eng"/>、開けた口からはなった芳香性の物質で餌の魚をおびき寄せる習性が描かれているが<ref name="physiologus-jonas"/>、{{仮リンク|ハッルドール・ヘルマンソン|is|Halldór Hermannsson}}は二つの習性が二枚の絵になっていることに着目し、ハーヴグーヴァとリングバックという二つの近似種がいるという錯覚に陥り、それがサガに伝えられた、と提唱している<ref name="halldor1938"/><ref name="power"/>
 
しかし逆にデンマークの博学トーマス・バルトリンは、『希少生物解剖誌』(''Historiarum anatomicarum''、第IV部。 1657年)は、これを、ハーヴグーヴァ('海の蒸気')とリングバック('エリカのごとき背')という別称をもった{{Refn|group="注"|上注でも「コモン・ヘザー」という植物の分類について触れたが、これはそもそも[[カール・フォン・リンネ|リンネ]]がエリカ属を発表した時の{{仮リンク|基準種|en|type species}}だった<!--p. 22-->(バルトリンの執筆時もヘザーはエリカ属)が、1802年に「コモン・ヘザー」はカルーナ属とされた<ref name="wallace"/>。}}、ひとつの生き物だとしている<ref name="bartholin"/><ref name=hirota/>。また、[[クロンファートのブレンダン|聖ブレンダヌス]]ら一行が島と間違えて上陸し[[ミサ]]を読み上げたのもこの鯨の上であろうと断じている<ref name="bartholin"/><ref name=schneider/>。同時代にアイスランド人{{仮リンク|ヨウン・グズムンドソン (博学者)|en|Jón lærði Guðmundsson|label=ヨウン・グズムンドソン}}<!--lærði の訳出は「碩学の」がよいとおもうが「賢者」ではfróðiとかぶるので好ましくない-->([[1658年]]没)も、『アイスランド博物誌』で{{efn2|正式な題名は[[:is:Stutt undirrétting um Íslands aðskiljanlegar náttúrur|En stutt undirrétting um Íslands aðskiljanlegar náttúrur]](英訳: "A brief description of Iceland's various natures"、<アイスランドの雑多なる自然の記述>ほどの意)。}}、同様の事を述べている<ref name=jon_gudmundsson/>。島のごとき巨魚の話は、たしかに『聖ブレンダヌスの航海』にみられ、その怪物の名は{{仮リンク|ヤスコニウス|en|Jasconius}}であると記される{{sfnp|W[ilson]|1818|p=649}}<ref name="halldor1938-jaskonius"/>{{sfnp|廣󠄁田|2020|p=174}}{{Refn|group="注"|アイスランド語訳である『ブランダヌス・サガ』にも Jaskonius と見える<ref name="brandanus-norse"/><ref name="brandanus-norse&eng"/>。}}。
 
同様の指摘をしたのは{{仮リンク|ハンス・エーイェゼ|en|Hans Egede}}の[[1729年]]の著書が先だが<ref name=egede/>、のち[[モラヴィア]]出身の聖職者{{仮リンク|ダーヴィット・クランツ|de|David Cranz}}の『グリーンランド史』({{lang|de|Historie von Grönland}}、1765年)では、ハーヴグーヴァは、当時のノルウェー人の語る[[クラーケン]]と同一のものだ、と記述している<ref name="crantz"/><ref>{{harvp|W[ilson]|1818|}}, ''Blackwood’s Edinburgh Magazine'', p.[https://books.google.com/books?id=6MUCAAAAIAAJ&pg=PA649 649]</ref>。それがのちに通説のようになってしまったことについて、[[フィンヌル・ヨウンスソン]]は懐疑を示しており、クラーケンはおそらくイカの類であり、ハーヴグーヴァに遡及できまいとしている{{sfnp|Finnur Jónsson|1920|pp=113–114}}。
 
== 注釈 ==
;脚注
{{Reflist|30em|refs=
<ref name="bartholin">{{cite book|last=Bartholin |first=Thomas |author-link=:en:Thomas Bartholin |title=Thomae Bartholini historiarum anatomicarum rariorum centuria [III et ]IV |location= |publisher=typis Petri Hakii, acad. typogr. |year=1657 |url=https://books.google.com/books?id=p0JvSeIefa0C&pg=PA284 |page=284 |quote=Vigesimum secundum ''Hafgufa'', vapor marinus, quibusdam Lyngbak, quod ejus dorsum Ericeto sit simile. Extat historia de Episcop quodam Brandano, qui in hujus belluae dorso tabernam fixit, missam celbravit, & non multo post hanc ut purabant , insulam submersam esse. |language=la}}</ref>
 
<ref name="brandanus-norse">{{cite book|editor-last=Unger |editor-first=Carl Richard (tr.) |editor-link=:en:Carl Richard Unger |title=Brandanus saga (fragment) |work=Heilagra manna søgur. Fortællinger og legender om hellige mænd og kvinder |location=Christiania |publisher=Trykt hos B.M. Bentzen |date=1877 |url=https://books.google.com/books?id=UWcJAAAAQAAJ&pg=PA275 |pages=[https://archive.org/stream/heilagramannasg01sggoog#page/n284/mode/1up 272–275] |archive-url=https://books.google.com/books?id=UWcJAAAAQAAJ&pg=PA275 |archive-date=2008-06-01 |access-date=2021-01-12 |quote=<!--Heilagra manna søgur: Fortællinger og legender om hellige mænd og kvinder''. 272-275. {{in lang|is}}: "þat er eigi ey, er ver bioggum i, þat er fiskr, sa er mestr er i hæiminum, oc ferr at leita át sporði sinum oc villdi koma ollu saman sporði oc hofði, oc má eigi, sua er hann mykill, enn hann heitir a bok Jaskonius-->}}</ref>
 
<ref name="crantz">{{cite book|last=Crantz |first=David |author-link=:de:David Cranz |title=The History of Greenland: Including an Account of the Mission Carried on by the United Brethren in that Country. From the German of David Crantz |volume=1 |location=|publisher= |year=1820 |url=https://books.google.com/books?id=MoK4Qx7p21wC&pg=PA122 |page=122 |quote=}}; Cf. [https://books.google.com/books?id=MoK4Qx7p21wC&pg=PA122 Note X], pp. 323–338</ref>
 
<ref name="denys-montfort">{{cite book|last=Denys-Montfort |first=Pierre |author-link=:en:Pierre Denys de Montfort |chapter=La poulpe colossal – La poulpe kraken |title=Des mollusques <!--Histoire naturelle, générale et particulière des mollusques : animaux sans vertèbres et a sang blanc-->|volume=2<!--Tome Second--> |location=Paris |publisher=L'Imprimerie de F. Dufart |year=1801 <!--Tomes 1-4 inclusive, dated "An X" [i.e. 1801], were written by de Montfort;-->|chapter-url=https://books.google.com/books?id=WejIw0vKRi4C&pg=PA397 |pages=387 |series=Histoire naturelle : générale et particulière 102 |lang=fr}}; [https://www.biodiversitylibrary.org/page/35755563#page/441/mode/1up alt text (Vol. 102)] via [[Biodiversity Heritage Library]]</ref>
<ref name="edwards&palsson">{{harvnb|Edwards|Pálsson|1970|loc=}} tr., ''Arrow-Odd: a medieval novel'', "Ch. 21. Death of Vignir", pp.&nbsp;68–69: "one called 'sea-reek' and the other 'heather-back'". Based on {{harvp|Guðni Jónsson|1950}} edition. Reprints: ''[https://archive.org/details/sevenvikingroman00herm/page/86/mode/2up Arrow Odd]" in: ''Seven Viking Romances'' (1986); "[https://books.google.com/books?id=aEN1kMbrPD8C&lpg=PT63&ots=MDg7X0wTcZ&pg=PT4&q=Sea-reek e-book]" (2005).</ref>
 
<ref name="egede">{{cite book|last=Egede |first=Hans |author-link=:en:Hans Egede |chapter=Ch. 6. Of the Greenland Sea Animals, and Sea Fowl and Fishes <!--p. 65--> / § Of other Sea Animals |title=A description of Greenland : Shewing the natural history, situation, boundaries and face of the country, the nature of the soil;..<!--the rise and progress of the old Norwegian colonies; the ancient and modern inhabitants; their genius and way of life, and produce of the soil; their plants, beasts, fishes etc. With a new map of Greenland. And several copper plates representing different animals, birds and Fishes, the Greenlanders way of hunting and fishing; their habitations, dress, sports and diversions &c--> |location=London |publisher=Printed for C. Hitch in Pater-noster Row; S. Austen in Newgate-Street; and J. Jackson near St. James’s Gate |date=1745 |chapter-url=https://books.google.com/books?id=YHJUAAAAcAAJ&pg=PA87&q=kracken |pages=87}} </ref>
 
<ref name="halldor1938">{{harvp|Halldór Hermannsson|1938|p=11}}: "the representation of our Physiologus has in Iceland caused a tradition to be formed about two separate animals, ''lyngbakr og hafgufa'', as we see in the younger recension of the ''Örvar-Odds Saga''".</ref>
<ref name="halldor1975">{{citation|author=Halldór Hermannsson |author-link=:is:Halldór Hermannsson |title=Old Icelandic Heiti in Modern Icelandic |publisher=Institute of Nordic Linguistics |date=1975 |url=https://books.google.com/books?id=OjI8AAAAIAAJ&q=Margúa+hafgúfa |page= |quote=Margúa ' mermaid ' occurs in the 18th cent . as a synonym of hafgúa ( Ann . IV 45 ( OH ) ) , found in OI in the form hafgúfa}}</ref>
 
<ref name="helland">{{citation|editor-last=Helland |editor-first=Amund Theodor |editor-link=:en:Amund Helland |others=<!--Johan Ludvig Niels Henrik Vibe--> |title=Norges land og folk: Finmarkens amt |publisher=Aschehoug |date=1906 |url=https://books.google.com/books?id=EQKCcJZFTeIC&pg=PA302&dq=%22Physiologus%22+%22aspedo%22 |page=302 |lang=da |quote=Aspedo, som hvalen kaldes i «Physiologus», er en forkortelse af aspidochelone, som betyder havskildpadde, og dyret opfattes som en hval. Det er da sandsynligt, at det er den varme zones store flydende havskildpadder, som i middelalderen hos de nordlige folk er blevet forstørret til øer. <!--英訳[Aspedo, as the whale is called in [the Icelandic] «Physiologus», is an abbreviation of aspidochelone, which means sea turtle, and the animal is perceived as a whale. It is then probable that it is the large floating sea turtles of the warm zone which in the Middle Ages among the northern peoples have been magnified into islands.]-->}}</ref>
 
<ref name=hirota>{{harvp|廣󠄁田|2020|p=180}}、注10</ref>
<ref name=jon_gudmundsson>[[:en:Jón lærði Guðmundsson|Jón Guðmundsson]]. {{harvp|Halldór Hermannsson|1924}} ed., [<!--https://archive.org/details/IslandicaAnnual15/page/n77/mode/2up-->https://books.google.com/books?id=anMCjPjyEYQC&pg=PA8 p. 8, line 31] and [https://archive.org/details/IslandicaAnnual15/page/n77/mode/2up p. 36, endnote]: "So er lesit j sögu hins H. Brandanij biskups, at j ysta vthafi, þá skylldi hann messu sungit hafa á eylandi nockru lijnguöxnu, sem sijdan sockit hafdi, og menn nú nefna lijngbak edur hafgufu, sem endist med heiminum en fiölgar alldri" {{in lang|is}}</ref>
 
<ref name=lane>{{cite journal|last=Lane |first=George S. |author-link=:en:George Sherman Lane |title=(Review): Arrow-Odd: A Medieval Novel by Paul Edwards and Hermann Pálsson |journal=Scandinavian Studies |volume=43 |number=1 |date=Winter 1971 |url=https://books.google.com/books?id=Czk8AAAAIAAJ&q=Tussock |page=90<!--89–91--> |jstor=40917125|quote='Tussock' is a poor translation of ''flóki'' anyway. Something like "tuft" would be better, since it undoubtedly referred to some sort of hairy feature. The word tussock, while it now-a-days brings grass to most people's minds".}}</ref>
 
<ref name=liddel&scott-ketos>Liddell & Scott (1940) ''A Greek–English Lexicon'' s.v. "[κῆτος]", 'any sea-monster or huge fish'.</ref>
 
<ref name=nakano-konungs-skuggsja>{{citation|和書|editor-last=中野 |editor-first=好夫 |editor-link=中野好夫 |chapter=ノルウェー |title=世界文学史概説|publisher=河出書房 |date=1954 |url=https://books.google.com/books?id=rjo0AAAAMAAJ&dq=%22%E7%8E%8B%E3%81%AE%E9%8F%A1%22 |page=74}}</ref>
 
<ref name="ole_worm">{{cite book|last=Wormius |first=Olaus |author-link=:en:Ole Worm |chapter=Musei Wormiani Historiae de animalibus (liber tertius). Cap. XIII. De Cetis |title=Museum Wormianum, seu Historia rerum rariorum [...] adornata ab Olav Worm |location=Leyden (Lugduni Batavorum) |publisher=J.Elsevirium |year=1655 |chapter-url=https://books.google.com/books?id=eFB72Am-b9kC&pg=PA280&q=hafgufe |page=280 |isbn=<!--0903521482, -->9780903521482}}</ref>
 
<ref name="phelpstead">{{cite book|last=Phelpstead |first=Carl |author-link=<!--Carl Phelpstead--> |others=Kunin, Devra Levingson (tr.) |title=A History of Norway, and the Passion and Miracles of Blessed Óláfr |location=London |publisher=Viking Society for Northern Research |year=1996 |url=https://books.google.com/books?id=YlomAQAAIAAJ&dq=hafgufa |page=4 |isbn=<!--0903521482, -->9780903521482}}</ref>