「ジュルジェヴダン」の版間の差分

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エデルレジは、春の到来を告げる祭日として、彼らの間で最も大切な祝日である。この日、ロマの伝統では、彼らの家々に花や、花のついた小枝を飾り、春を迎える。入浴にも花を用い、教会の泉で手を洗う。そして、家の壁を洗い、春の訪れに備える。祭りの当日には、[[羊肉]]を食べることが一般的である。[[ロマ音楽]]はこの祭日には欠くことのできないものである。エデルレジの日には舞踊や歌唱、そして[[ブラスバンド]]の演奏が見られる。
 
[[Image:Đurđevi stupovi, November 2005.jpg|290px|thumb|right|[[セルビア]]、[[スタリ・ラス]]にある[[ジュルジェヴィ・ストゥポヴィ修道院]]。聖ゲオルギオス(聖ゲオルギイ、聖ジョルジェ)を記念して12世紀にセルビアの王[[ステファン・ネマニャ (セルビアの大ジュパン)|ステファン・ネマニャ]]によって建てられた正教会の修道院である]]
[[ボスニア・ヘルツェゴヴィナ]]では、主要な宗教的祭日は、信仰を違える者も含めて全ての民族で祝福されているが、[[ユーゴスラビア社会主義連邦共和国]]の崩壊、[[ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争]]の中で、宗教的祭日が、宗教の違い・民族の違いを示す指標となり、民族主義的なアピールに利用されるようになると、そうした伝統は衰えた。[[カトリック教会|ローマ・カトリック教会]]のクリスマス、[[正教会]]のクリスマス、そして2つの[[イスラム教]]の祝日は全ての民族で認知されており、ジュルジェヴダンも同様に、[[正教会]]と関連が強く、したがって[[セルビア人]]の祭日とみなされていたが、宗教の異なる他の民族でもこの日を祝う習慣がある。[[メシャ・セリモヴィッチ]] ([[:en:Meša Selimović|Meša Selimović]]) の小説「死と[[ダルヴィーシュ]]」では、熱心な[[ムスリム]]である主人公がこの祝日を危険な異教の残滓だと主張するが、物語の終わりに街で全ての民族がこの日を祝っている(この街は[[サラエヴォ]]であるといわれている)。