「チリ暴動 (2019年-2020年)」の版間の差分

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== 経過 ==
2019年10月、[[サンティアゴ地下鉄]]の運賃値上げを契機に、[[経済的不平等|貧富の格差]]拡大など経済・社会状況に不満を持つ学生らによるデモや抗議活動が活発になった。10月18日の夜にかけて、抗議活動参加者と機動隊がサンティアゴ市内各地で衝突。複数の地下鉄駅が[[火炎瓶]]などによる襲撃を受けて地下鉄の運行が停止されほか、イタリアの電力大手[[エネル]]のビル、チリ銀行の店舗が炎上した。[[セバスティアン・ピニェラ]]大統領は、[[チリ軍]]の出動と夜間外出禁止を含む[[非常事態宣言|非常事態を宣言]]<ref>{{Cite web |date=2019-10-19 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3250317?cx_part=search |title=チリ首都で非常事態宣言、地下鉄運賃の値上げめぐり暴動 |publisher=AFP |accessdate=2019-11-03}}</ref>。軍司令官に治安維持を命じて500人規模の部隊を動員し、300人超が拘束された。軍が市街地に配備されたのは[[アウグスト・ピノチェト]]の[[軍事政権]]時代以来となった<ref>{{Cite web |date=2019-10-22 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3250683 |title=暴動続くチリ、外出禁止令3日目へ 首都サンティアゴなど |publisher=AFP |accessdate=2019-12-03}}</ref>。抗議活動は10月19日にも発生し、大勢の市民が鍋などをたたきながら平和的に抗議デモを行う一方で、フードをかぶったデモ参加者らと機動隊や軍隊が衝突して[[バス (交通機関)|バス]]などが[[放火]]された<ref>{{Cite web |date=2019-10-20 |url=https://www.afpbb.com/articles/-/3250407?cx_part=search |title=チリの情勢不安止まらず、デモ隊と治安部隊が2日連続で衝突 首都に外出禁止令 |publisher=AFP |accessdate=2019-11-03}}</ref>。
 
10月20日以降も暴動は続き、[[スーパーマーケット]]への放火により8人が死亡する惨事も発生した<ref>{{Cite web |date=2019-10-22 |url=https://www.cnn.co.jp/world/35144276.html |title=チリ、暴動による死者11人に 地下鉄運賃値上げめぐり |publisher=CNN |accessdate=2019-11-03}}</ref>。10月22日には、大統領がテレビ放送で演説を行い、施政上の課題を認めて謝罪。[[公共料金]]や医療保険、医薬品の価格安定を行うことを表明した<ref>{{Cite web |date=2019-10-24 |url=https://www.cnn.co.jp/world/35144408.html |title=チリの反政府デモ続き死者18人に、大統領謝罪はねつけ |publisher=CNN |accessdate=2019-11-03}}</ref>。