「フランス国立中央文書館」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Escarbot (会話 | 投稿記録)
Fuji-77 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
3行目:
 
== 特徴 ==
フランスの文書館制度の特徴は、この中央文書館を頂点に[[ピラミッド]]型の[[行政]]組織に対応して、[[県]]の[[レベル]]では「県文書館、Archives Départementales」、[[市町村]]のレベルでは「市町村文書館、Archives Communales」(そのうち、規模の大きい主要[[都市]]の文書館は「都市文書館、Archives Municipales」として別個に扱われることがある)が設置され、整然とした史料保存体制が[[全国]]的に整えられていることである。これは、[[フランス革命]]に際し、旧体制の下における国王文書、官庁文書、教会文書、領主文書などが、一括して[[国家]]の手に帰したためであり、[[ヨーロッパ]]諸国の文書館制度のなかでも独特のものといえるが、とりわけ[[日本]]の貧弱な文書館制度とは対照的である。国立中央文書館、県文書館、市町村文書館は、「文書館総局、Direction desArchives」の[[監督]]下に置かれているが、この他に[[外務省]]、陸軍省、コンセイユ・デタ(国務院)、パリ警視庁などは別個の文書室を持ち、豊かな史料の所蔵で知られている。
 
== 歴史 ==