「ジェームズ・ランボー」の版間の差分

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それまで、オブジェクト指向開発方法論として、ランボーは [[オブジェクトモデル化技法|OMT]] を、ブーチはBooch法を、ヤコブソンは OOSE を提唱し、それぞれ独自の開発手法とモデル図の記法を規定していた。
Rational Software で開発方法論を統合する作業の過程で、モデル図の記法と開発手法をまとめて統一するのではなく、モデル図の記法の統一と開発手法の統一の2つの作業に分割して、作業する方針を採ることになった。
* 統一したモデル図の記法の名前は [[統一モデリング言語|UML]] (Unified Modeling Language; 統一モデリング言語) といい、[[OMG]] ([[Object Management Group]]) のもとで Rational Software は他の企業の人々と共同で開発を引き続き行い、1997年に UML 1.1 として標準化された。OMT のモデル図の概念と記法の多くが UML に引き継がれている。ランボーは、OMG が UML 1.x の後継となる UML 2.0 の仕様を標準化する際にも、UML 2.0 標準化チームの一人として参加して大きな役割を果たした。現在の UML の最新版はこの UML 2.0 であり、現在も OMG のもとで開発が進められている。
* また、Rational Software のオブジェクト指向ソフトウェア開発手法は[[ラショナル統一プロセス]] (RUP; Rational Unified Process) として統合された。ラショナル統一プロセスではモデル図の記法 (モデリング言語) として UML を採用している。
現在、UML は情報技術で広く普及している。 ラショナル統一プロセスを含む多くのソフトウェア開発手法で、モデリング言語として採用されている。 ソフトウェア開発で使われる事例、情報技術の技術書で使われる事例が多い。