「ヴァイオリン協奏曲 (エルガー)」の版間の差分

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{{Portal クラシック音楽}}
[[エドワード・エルガー|エルガー]]の'''ヴァイオリン協奏曲 [[ロ短調]] 作品61'''は、[[1910年]]に作曲された[[ヴァイオリン]]と[[管弦楽オーケストラ]]のための[[協奏曲]]である
 
== 曲の構成 ==
通例どおりに以下の3楽章からなる。
 
#アレグロ([[ロ短調]])
#アンダンテ([[変ロ長調]])
#アレグロ・モルト(ロ短調~[[ロ長調]])
 
非常に厳粛で[[ロマン派音楽|ロマンティック]]な作品であり、とりわけ第2楽章がそのような性質を持つ。第1楽章は[[古典派音楽|古典的]]な協奏的[[ソナタ形式]]を踏まえて、[[オーケストラ]]のみによる主題呈示部がもうけられ、ヴァイオリン独奏による主題の確保が後に続く。第3楽章はとりわけ[[ヴァイオリン]]の超絶技巧が要求され、[[ダブル・ストップ]]や急速な[[アルペッジョ]]、さらに作曲者が考案した"[[ピツィカート]]・[[トレモロ]]"が目立っている。所要時間は最低45分を要しており、[[ヴァイオリン協奏曲]]の歴史の中では比較的に演奏時間の長い作品である(他には50分に及ぶ[[アラン・ペッタション]]のヴァイオリン協奏曲2番や、ノーカット版では60分弱におよぶ[[マックス・レーガー|レーガー]]のヴァイオリン協奏曲などがある)。
 
[[フリッツ・クライスラー]]に献呈されたが、クライスラーはあまりこの作品を好まなかったのか、録音を残していない。歴史的名[[ヴァイオリニスト]]のうちこの作品を好んだのは、[[ヤッシャ・ハイフェッツ]]であろう。[[ユーディ・メニューイン]]は、作曲者自身の指揮によって録音を残した。その後もなかなか演や録音の機会に恵まれなかったが、[[イダ・ヘンデル]]の他、[[チョン・キョンファ|鄭京和]] 、[[イツァーク・パールマン]]や[[ナイジェル・ケネディ]]、最近では[[ヒラリー・ハーン]]によって積極的に録音されるようになった。
 
== 楽器編成 ==
独奏[[ヴァイオリン]][[フルート]]2、[[オーボエ]]2、[[クラリネット(A]](A)2)2[[ファゴット]]2、[[コントラファゴット1(アドリブ]]1(任意)、[[ホルン(F]](F)4)4[[トランペット(A]](A)2)2[[トロンボーン]]3、[[テューバ1(アドリブ)]]1(任意)[[ティンパニ]][[弦楽合奏]]
 
== 外部リンク ==
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{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:うあいおりんきようそうきよく えるかあ}}
[[Category:ヴァイオリン協奏曲|えるかあ]]
[[Category:エルガーの楽曲|うあいおりんきようそうきよく]]
[[Category:1910年の楽曲]]
[[Category:ロ短調]]