「デモクリトス」の版間の差分

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しかし、プラトンやアリストテレスの学説に比べてデモクリトスの学説は当時あまり支持されず、彼の著作は断片しか残されていない。[[プラトン]]が手に入る限りのデモクリトスの著作を集めて、すべて焼却したという伝説もある<ref>DK 68 A1</ref>。プラトンの対話篇には同時代の哲学者が多数登場するが、デモクリトスに関しては一度も言及されていない。それに対して、[[ルキウス・アンナエウス・セネカ|セネカ]]や[[マルクス・トゥッリウス・キケロ|キケロ]]などの古代ローマの知識人にはその鋭敏な知性と魂の偉大さを高く評価されている<ref>{{Cite book|和書|author=[[カルロ・ロヴェッリ|C・ロヴェッリ]]|year=2019|title=すごい物理学講義|publisher=河出文庫|pages=P.26}}</ref>。
 
また、自然の根源についての学説は、[[アリストテレス]]が完成させた[[四大元素]]説が優勢であり、[[原子論]]は長らく顧みられる事は無かった。18世紀以降、化学者の[[ジョン・ドルトン]]や[[アントワーヌ・ラヴォアジエ]]によって原子論が優勢となり四大元素説は放棄された。もっともドルトンやラヴォアジエ以降の近代的な原子論は、デモクリトスの古代原子論と全く同一という訳ではない。ただし「原子」と「空虚」が存在するという意味において、デモクリトスの原子論は現代の原子論とも共通するとされる<ref>[[カール・セーガン]]は[[コスモス (テレビ番組)|コスモス]]において、アリストテレス説とデモクリトス説の違いについて述べている。物質は常に連続していると考えたアリストテレスによれば、[[リンゴ]]を半分に切った場合は、両者の切断面の面積は全く同一であるとされる。一方で物質が「原子」と「空虚」で構成されるとしたデモクリトス説では、リンゴの切断面は僅かながら面積が異なる。そしてデモクリトス説のほうが正しいとコメントしている。</ref>。てか、明日おおおおおおおおおおおおおおおおこおああかかあ
 
== 参考資料 ==