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名詞の複数を表す畳語は上のような例に限られ、「山々」はあっても、「*岡々」のような言い方はできない。
 
副詞的表現には、名詞(「時々」)、副詞(「さらに」を重ねた「更々」)、[[形容詞]]の[[語幹]]または[[語根]](「寒々」「白々(しらじら)」)、また[[動詞]]に由来するものなどがある。動詞については[[終止形]]によるもの(「返す返す」など、あまり多くはなく[[慣用句]]的)と[[連用形]]によるもの(「食べ食べ」は「食べ'''ながら'''」という[[接続助詞]]の代わりになるという文法機能を持つ)がある。
 
動詞の連用形によるもの以外は、「ひとびと」のように[[連濁]]が起きることがある。
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==インド・ヨーロッパ語族==
[[インド・ヨーロッパ語族]]ではあまり畳語を使わず、現在のヨーロッパ言語ではほぼ俗語的表現に限られる。ただし、古代の[[ラテン語]][[古典ギリシア語]]や[[ゴート語]]などでは、動詞の[[活用]]に部分重畳を用いたものが少し見られる。例えば、ラテン語:現在形Tango「私は触れる」、完了形'''Tetigi'''「私は触れた」。
 
なお、[[英語]]などのオノマトペアには母音を変えた「アプラウト的畳語」(Flip(Zigzag、Flip-flop、Cling-clangなど)が多い。
 
なお、[[英語]]などのオノマトペアには母音を変えた「アプラウト的畳語」(Flip-flop、Cling-clangなど)が多い。
 
[[Category:形態論|しようこ]]