「WD シュレッパー」の版間の差分

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戦車の機動性向上に関心のあった彼は、戦後、[[チェコスロバキア]]へと渡り、1924年に、ハノマーク社製「WD 50」牽引車を基に、「KH-50 装輪装軌併用式戦車」を開発した。チェコスロバキアは、「WD 50」のライセンス生産を、1923年から開始していた。
 
「WD 50」のエンジンを後方に、操縦席を前方に、移設し、装輪走行に移行するには、木製のスロープ上に本車を乗り上げて、地面から浮かせた後、シャの両側面に、片面2つずつ、計4つの車輪を手で取り付ける方式であった。
 
1番目のプロトタイプは駆動系の実験用で、2番目のプロトタイプから武装を施され、本格的な戦車となった。武装は、シュコダ 37 mm 戦車砲を1門、もしくは、[[シュワルツローゼ重機関銃|シュワルツローゼ vz.24 重機関銃]]を2挺、を搭載することができた。‎装輪時の速度は35 km/hで、装軌時の速度は15 km/hであった。これらは決して高速ではなく、これはベースとなった牽引車のエンジン出力の不足からくるものであった。解決策はエンジン出力を向上させることであった。