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'''化合物'''(かごうぶつ、{{lang-en|chemical compound}})とは、[[化学反応]]を経て2種類以上の[[元素]]が結合することによって生成する[[物質]]であり<ref name=Rikagaku227-1>[[#岩波理化学辞典(4版)|岩波理化学辞典(4版)、p.227、【化合物】]]</ref>、言い換えると2種類以上の元素が[[化学結合]]で結びついた[[純物質]]とも言える<ref name=Rikagaku227-1 />。例えば、[[水]] (H<sub>2</sub>O) は[[水素]]原子 (H) 2個と[[酸素]]原子 (O) 1個からなる化合物である。水が水素や酸素とは全く異なる性質を持っているように、一般的に、化合物の性質は、含まれている元素の[[単体]]の性質とは全く別のものである。
 
同じ化合物であれば、成分元素の[[質量]]比は基本的に一定であり、これを[[定比例の法則]]と言い<ref name="kagaku">株式会社 [[Z会]] 理科アドバンスト 考える理科 {{~}}化学入門{{~}}</ref>、[[混合物]]と区別される<ref name=Rikagaku227-1 />。たし、例えば、水の場合は、[[重水]]が選択的に濃縮される場合があるなど、その化合物を構成する原子が複数の[[安定同位体]]を持っている場合には、変化し得る。また、中には[[結晶]]の不完全性から生じる[[不定比化合物]]のように各元素の比が[[自然数]]にならないが安定した物質も存在し<ref name=Rikagaku1109-5>[[#岩波理化学辞典(4版)|岩波理化学辞典(4版)、p.1109、【不定比化合物】]]</ref>、これらも化合物の1つに含める<ref name=Rikagaku227-1 />。
 
なお、化合物は[[有機化合物]]か[[無機化合物]]のいずれかに分類されるが、その領域は不明瞭な部分がある<ref name=Rikagaku227-1 />。基本的には[[炭素化合物]]はすべて有機化合物とされるが、炭素の酸化物はその例外として無機化合物とされる<ref>「基礎 有機化学」(新・物質科学ライブラリー4)p2 大須賀篤弘・東田卓著 サイエンス社 2004年4月10日初版発行</ref>。