「コルヌコピア」の版間の差分

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== 起源 ==
ギリシア・ローマ神話において、コルヌコピアの起源について様々な説明がなされている。最もよく知られているのは、幼い[[ゼウス]]の誕生と育児についてのものである。幼いゼウスは、[[クレタ島]]のイーダ山の洞窟で父[[クロノス]]から隠され、多くの神の眷属に保護されていた。その眷属の一人であるヤギの[[アマルテイア]]は自身の乳をゼウスにあげゼウスを育てた。ある日、ゼウスはアマルティアと遊んでいる際に誤って角を折ってしまうが、その角は養母と同じように滋養を与える神通力を持っていた<ref>{{Cite journal|last=MIKALSON|first=JON D.|date=2007-02-06|title=(R.) Parker Polytheism and Society at Athens. Pp. xxxii + 544, ills, maps. Oxford: Oxford University Press, 2005. Cased, £65. ISBN: 978-0-19-927483-3.|url=http://dx.doi.org/10.1017/s0009840x06003659|journal=The Classical Review|volume=57|issue=1|pages=147–150|doi=10.1017/s0009840x06003659|issn=0009-840X}}</ref>。
 
別の神話では、[[ヘラクレス]]が川の神アケラスと格闘してその角を引きちぎり、コルヌコピアを作ったとされている。<ref>{{Citation|title=The Cult of Virtues and Roman Imperial Ideology|last=Fears|first=J. Rufus|date=1981-01-31|url=http://dx.doi.org/10.1515/9783110850680-007|publisher=De Gruyter|access-date=2022-06-02}}</ref>この神話は、アメリカの画家[[トーマス・ハート・ベントン (画家)|トーマス・ハート・ベントン]]による壁画「アケラスとヘラクレス」に描かれている。