「ザクソン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
アストロシティミニV版リリース決定を受け追記するにあたり、記述を全体的に見直し幾つか新規に追記・既存記述改訂(外部リンクを現状に即したものに更新など)。
編集の要約なし
13行目:
|etc=
}}
『'''ザクソン'''』(''ZAXXON'')は、[[セガ]]が開発した[[シューティングゲーム]](STG)オリジナルプラットフォーム(原典)日本で[[1982]]1月より日本の業務施設(ゲームセンターなど)用、いわゆる[[アーケードゲーム]](AC版)として稼働を開始した。
 
セガが海外での展開に強いメーカーだったこともあり、どちらかと言うと日本国外で人気があった。
 
== 概要 ==
映像ディスプレイを物理的に縦に固定した状態で映像を表示してプレイする「縦画面」タイプのSTGだが、画面構成は上空から見下ろした状態から[[時計回り・反時計回り|(アナログ)時計回り]]で言うと2時くらいの方向に斜めに回転し、更にソレを少し画面奥に傾け固定した状態(端的に言うと「クオータービュー」)としている。プレイヤーは[[自機]](名称は特に無い模様)をX軸・Y軸の4方向に操作し、Z軸(画面手前と奥)は上から下へ強制スクロールする中、Y軸移動はレバー上で下降、レバー下で上昇する<ref name="IGCC20190111">{{Cite web|title=『ザクソン』を通じて考えるクォータービューシューティングの世界|url=https://igcc.jp/ザクソン/|website=ゲーム文化保存研究所|date=2019-01-11|accessdate=2020-05-29|author=前田尋之}}</ref>。ACアーケード版ほか[[SG-1000]]を始めとする各移植版(一部機種除く)では、画面左側にあるY軸のガイドで自機の縦位置を把握できる。
 
[[コナミ]]の『[[スクランブル (ゲーム)|スクランブル]]』同様、自機に燃料の概念があり<ref>FL版、LCD版には無い。</ref>、燃料ゲージ(最大16個)の印が残3つ以下になると警告音が発せられ、燃料タンクを攻撃することで燃料ゲージが回復する{{R|IGCC20190111}}。また、警告時に燃料タンクをその時点で1つだけ破壊しても回復と警告音が追いつかない場合がある。これはステージ毎に燃費が異なる<ref>高/低に分けるならば以下の通り。<br>前線基地→高 宇宙空間→低 基地→高</ref>。
26行目:
BGMはなく、高さによる自機の滑空音の違い等で表現されている。
 
ACアーケード稼働開始当時より21世紀の現在に至るまで様々なコンシューマゲーム機、ホビーPCパソコンに移植された。下記「移植」参照。
 
== 移植 ==
33行目:
;[[コレコビジョン]]
: 1980年代前半に移植。
:: 2014年に[[Windows系PC]]向けに移植され、「ColecoVision Flashback」に収録・販売([[Steam]]、[https://store.steampowered.com/app/529860/ColecoVision_Flashback/ 公式HP])。
; [[蛍光表示管|FL]]ザクソン
: 1983年に[[バンダイ]]より発売された[[電子ゲーム]]。縦スクロールとなっているが、ハーフミラーにより上下2段の縦移動を表現している。宇宙空間、基地内、ボス戦の3面構成。
39行目:
: 1983年にバンダイより発売された電子ゲーム。クォータービューで、液晶を2枚重ねることで上下2段の縦移動を表現している。宇宙空間、基地内の2面構成。
; [[SG-1000]]版、[[MSX]]版
: 1985年発売。同時期にポニーキャニオンからMSX版も同内容でリリースされた。クォータービュースクロールだが随所で家庭用ゲームとしてのアレンジが施された造りとなっており、アーケードの面パターン構成とは異なる。このため1ステージあたりの所要時間が長期化している。ACアーケード版との異なる点は主に下記のとおり。
:* 縦移動の7段化。
:* 地表ステージ毎の自機動力効果音の代わりにループBGMがつく。
47行目:
:* 敵側誘導ミサイルのゲームバランス(ビームの連射性能的に撃墜に必要な距離的猶予がシビア)。
 
以降の2機種は概ねACアーケード版オリジナルを(ほぼ)そのまま移植し、付加的要素が付け加えられている。
 
; [[Wii]]版