「AMD K6-III」の版間の差分

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'''K6-III'''はAMD-K6-2プロセッサをベースに2次キャッシュを実装したプロセッサ。[[3DNow!]]に対応、1次キャッシュはデータ32KB、命令32KBの合計64KB、Super 7(Socket 7のFSB 100MHz版)という点はK6-2に準じている。
 
Socket7としては初めて2次キャッシュを実装し、その容量は256Kバイト。またCPUコアの動作周波数と同じ周波数で動作する。競合する[[Pentium II]]や[[Pentium III]]の2次キャッシュは512KバイトであったがCPUコアの動作周波数の半分であり、また[[Celeron]]はコアと等速ではあったが128Kバイトだった。2次キャッシュの実装により、従来のマザーボード上のキャッシュは3次キャッシュとして利用できる。その機能をAMDはTriCacheと命名し、最大容量は2Mバイト。<!--それにより3次キャッシュ2Mバイトの場合で1.08倍の性能になるとAMDは説明している。とかかれているがPentiumIIに対してなのかPentiumIIIに対してなのか不明 --!>
 
K6-IIIは、AMDおよびSocket 7のプロセッサの中で最も高速なプロセッサとなった。「パフォーマンスはPentium IIIの1つ上のクロック周波数の製品と同等を実現している」とAMDは主張している。その根拠は、AMDの調査ではPentium IIIに比べWinstone 99を使用したベンチマークで[[Windows 98]]上で6%、Windows NT上で4%高速、CPUMark 32ではインテルPentium IIIよりK6-IIIは30%高速であるとしている。実際は同一クロックのPentium IIIを上回った程度だとの見方が強い。これは、K6-IIIでは、浮動小数点演算能力の向上よりも整数演算性能を重視したため、BenchMark Testにおいて浮動小数点演算能力がPentiumIIIより劣ると判断されたためである。しかし、PC上でもっとも多く使用されているオフィスソフトでは、浮動小数点演算性能は使用感の向上にはほとんど寄与せず整数演算性能やクロックの向上が直接的に関与するため、AMDとしては、浮動小数点演算能力の重視より