「第二世界」の版間の差分

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また第一世界・第二世界・第三世界の狭間にあった国もあった。たとえば[[スイス]]、[[スウェーデン]]、[[アイルランド]]などは[[生活水準]]の高い[[資本主義]]国であったが[[中立国]]であった。[[フィンランド]]はソ連の影響下にあったが、[[社会主義国]]でもなくワルシャワ条約機構加盟国でもない。[[オーストリア]]は[[アメリカ合衆国]]の影響下にあったが、[[1955年]]に[[共和国]]として完全に独立した時以来、中立の状態を保ち続けていた。[[ユーゴスラビア]]は[[社会主義]]国だったがソ連からは距離を置き、[[非同盟運動]]を立ち上げた。
 
別の定義では、第一世界は発展した[[市場経済]]国家を、第二世界は発展した[[計画経済]]国家を、第三世界はどちらの[[経済モデル]]を選んだにしろ発展途上の国と地域を指すとしたものもある。この定義も、[[ソビエト連邦の崩壊]]と計画経済の終焉とともに使われなくなった。
 
また不正確な使い方ではあるが、中程度に発展した国([[新興工業経済地域]])を指して第二世界という使い方もある。これは第一世界を先進国、第三世界を発展途上国と単純にとらえた見方に由来する。この見方から、第二世界はその中間という解釈が生まれた。これを補強するように、かつて第三世界に属した発展途上国の中でも特に経済の貧しい[[後発開発途上国]]を、第三世界と区別する意味で「[[第四世界]]」と呼ぶ用法が登場している。