「オスピシオ・カバーニャス」の版間の差分

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トルサの設計は、[[パリ]]にある[[ゴシック建築|ゴシック様式]]の[[オテル・デ・ザンヴァリッド]]や、[[マドリード]]近郊の[[エル・エスコリアル]]などに準拠した、[[新古典主義建築|新古典様式]]に分類される。建物は164[[メートル]]×145メートルの巨大な長方形を形作っており、一階建てで高さは7.5メートルにも達する。チャペルはその倍以上の高さを備えつつ、ドームの高さは32.5メートルである。これらの一連の建物は「病人、年配の人、子供たちが容易に行き来できるように」[http://whc.unesco.org/archive/advisory_body_evaluation/815.pd]単一階にすべて形成されている。
 
1823年のカバーニャスの死後も、建造工事は1829年まで続いた。[[19世紀]]半ばには兵舎として使用されていた時期もあったものの、本施設は20世紀に入っても正常に稼動を続け、家のない子供たちを多数受け入れた。1980年、カバーニャス文化協会がその提携する美術、工芸の学校とともに入居して来たため、その機能を停止した。内部の装飾の見どころは、チャペル内に位置する、[[メキシコ美術]]の巨匠、[[ホセ・クレメンテ・オロスコ]]の手による、一連50以上重要な[[フレスコ画]]や天井画廊があげられる。その中でも、彼の最高傑作である、天井に描かれた『炎の人』(1936年-1939年)は圧巻である。
 
現在、本施設はカバーニャス文化協会として機能し、美術の展示会や、市民のための講座などが開かれ、市の文化の中心を担っている。
 
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Image:Hospicio 1.jpg|チャペル天井に描かれた『炎の人』
Image:Hospicio 2.jpg|チャペル西側の壁に描かれた作品
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==リファレンス==
*[http://whc.unesco.org/archive/advisory_body_evaluation/815.pdf ICOMOS evaluation of the property(英語)]
 
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[[en:Hospicio Cabañas]]