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1969年CIPM
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* [[SI基本単位]]
* [[一貫性 (単位系)|一貫性]]のある[[SI組立単位]]
* [[SI接頭語]]付きの単位
 
== 一貫性のあるSI単位 ==
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== 用語法の変遷 ==
SI基本単位とSI組立単位は一貫性のある単位系を形成するので、かつては、この2つのみを総称して、「SI単位」と呼んでいた<ref>例えば、三宅史(計量研究所)は、「国際単位系の基本単位、補助単位(引用者注:補助単位の分類は1995年に廃止された。)および組立単位は一貫性のある単位系を形成している。これらの単位を<SI単位>という。この命名はその倍量単位、分量単位と区別するためのものである。」と(おそらく1980年代に)記述している。出典:平凡社大百科事典 第5巻(ケマ-コン)、「国際単位系」の項、p.756、1984-11-02初版</ref><ref>[https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10544158_po_ART0003076995.pdf?contentNo=1&alternativeNo= 資料 国際単位系(SI)とその使い方] 飯塚幸三(工業技術院計量研究所)、醗酵工学、p.168、第60巻第3号、165-171、1982 「接頭語つきの単位(例えば mm や kmol など)は,国際単位系(SI)の単位ではあるが,SI単位ではないことに注意されたい.これは.SI単位が元来1つの量に対して1つだけ定められ,相互に乗除の関係で結ばれた一貫性のある単位(コヒーレントな単位ともいう)の組であるという原則によっており,10の整数乗を乗じた接頭語付きの単位にはこの意味の一貫性が成り立たないからである.したがって mm,cm<sup>2</sup>,kmol など接頭語付きの単位は,正式にはSI単位の10の整数乗倍,あるいは接頭語付きSI単位と呼ぶ必要がある.」</ref>。しかし、1969年に[[CIPM]]はこのことを明示していた<ref>[https://unit.aist.go.jp/nmij/public/report/SI_9th/pdf/SI_9th_%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E7%89%88_r.pdf#page=55 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版] 産業技術総合研究所2001計量標準総合センター、20204月、p.138、[[国際度量衡委員会]](CIPM),1969年、勧告1、「SI単位」の語と「1.一貫性のある集合を構成している国際単位系の基本単位、補助単位および組立単位は、「SI単位」の語を前々項前項のよに明確に定義し直した。したがって名称で表示されること」2001年を境に(引語法が変更者注)ここでの「補助単位」のカテゴリーは1995年の第20回[[CGPM]]で廃止されているた。</ref>
 
しかし、[[CIPM]]は、2001年に、「SI単位」の語と「一貫性のあるSI単位」の語を前々項と前項のように明確に定義し直した。したがって、2001年を境に用語法が変更されている。
* 2001年以前の用語法
 
* 20011969年~2001以前の用語法
** SI単位 = 基本単位 + 組立単位
** SI単位の10の整数乗倍又は接頭語付きSI単位 = 基本単位 + 組立単位 + SI接頭語を付したSI単位
 
* 2001年以後の用語法
** 一貫性のあるSI単位 = 基本単位 + 組立単位
** SI単位 = 基本単位 + 組立単位 + SI接頭語した基本単位・組立きの単位
 
== 脚注 ==