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'''誤審'''(ごしん)とは、[[スポーツ]][[競技]]において[[審判員|審判]]が誤った判定を下すことである。<!-- 各スポーツで起きた誤審についてはここではなるべく触れないこととする。-->
 
== 概要 ==
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その前提には判定を行う審判員が間違いを犯しやすい人間であることが挙げられる。また選手たちの技術向上など競技の高度化にともない、審判員にも高度な判定が求められるようになったことも原因の一つである。さらに[[ホームタウンディシジョン]]や[[政治的圧力]]などの影響から審判員が十分に独立していない場合にも誤審は起こりやすい。フィギュアスケートや[[体操競技]]などの抽象的な「美しさ」を扱う採点競技でも誤審と呼ばれる判定が少なくない。同競技では出場選手の国籍によっては採点が甘くなりやすい傾向があり、公然と「国と国との裏取引」が行われたと指摘されることもある。実際[[2002年ソルトレークシティオリンピック]]では不可解な採点が行われ採点方式が問題になった(「[[2002年ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート・スキャンダル]]」を参照)<ref>{{Cite news|url=http://sportsillustrated.cnn.com/olympics/2002/figure_skating/news/2002/02/18/skating_reforms/|title=ISU council votes to scrap skating judging system|publisher=CNNSI.com|accessdate=2010-08-29}}</ref>。
 
[[ワールドカップ]]や[[近代オリンピック|オリンピック]]など世界的な大会になると審判への[[賄賂]]が横行するといわれ、開催国に有利な判定をするような圧力が発覚した。<!-- [[江戸時代]]の[[相撲]]では[[力士]]が各[[藩]]の[[家臣]]となっていたことから、大名家からの自藩力士の取組への強引な[[物言い]]が多発していた。 -->
 
ファンが加熱しやすい人気スポーツや[[競馬]]などの賭博行為を前提にした競技などで誤審が起こると、暴動や訴訟にまで発展することもある。また、誤審が発覚した場合、該当審判に厳重注意や罰金、出場停止などのペナルティーが科せられる事が通例だが、誤審が元で辞めた(自主・強制含む)例も存在する。大相撲では立行司が差し違えを起こした場合、協会へ進退伺を出すのが通例となっている<ref>通常であれば進退伺が出されても受理されないため処分の対象とされることは無いが、実際に何らかの処分が行われた例もある。また[[木村庄之助 (17代)|十七代木村庄之助]]はただ1度の差し違えのために即日廃業、逆に進退伺を提出しなかった例も存在する。立行司以外でも判定が問題になった際に提出した例も存在する。</ref>。