「楕円軌道」の版間の差分

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2次曲線は焦点を原点とする[[極座標]] {{math|(''r'', ''φ'')}} により
:<math>r =\frac{L}{1+e\cos\phi}</math>
で表される。{{mvar|e}} は[[離心率]]と呼ばれるパラメータで、2次曲線の概形を表す。離心率が {{math|0 &le; ''e'' < 1}} の範囲にあるとき、分母がゼロとならないため、焦点からの距離 {{mvar|r}} が有限にとどまり楕円となる。{{mvar|L}} は半通径、あるいは半直弦と呼ばれる2次曲線の大きさを表すパラメータである。
楕円においては[[長半径]]が
:<math>a =\frac{L}{1-e^2}</math>
で定義され、半通径に変えて楕円の大きさを表すパラメータとして用いることができる。
 
2次曲線が天体などの軌道である場合、角度変数 {{mvar|&phi;}} は[[真近点角]]と呼ばれる。
真近点角 {{math|1=''&phi;'' = 0}} のとき、近点距離
:<math>r_\text{min} =\frac{L}{1+e} =a(1-e)</math>
となり、{{math|1=''&phi;'' = &pi;}} のとき、遠点距離
:<math>r_\text{max} =\frac{L}{1-e} =a(1+e)</math>
となる。
長半径は
:<math>a =\frac{L}{1-e^2}</math>
となる。