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== 歴史 ==
[[ギリシア悲劇]]ははじめ1人の俳優によって演じられていた。その後[[アイスキュロス]]が俳優を2人に増やし、[[ソポクレス|ソポクレース]]が3人に増やしたと伝えられている<ref name="britan">ブリタニカ百科事典【俳優】。「[https://kotobank.jp/word/%E4%BF%B3%E5%84%AA-113153 俳優]」『[[ブリタニカ国際大百科事典]] 小項目事典』[[コトバンク]]。2021年3月30日閲覧。</ref>。[[古代ギリシア]]の俳優というのは[[ポリス]]から報酬を得ていた<ref name="britan" />。
 
[[古代ローマ]]や[[ヨーロッパ]]の[[中世]]では俳優の数は少なかったという<ref name="britan" />。だが、[[15世紀]]の[[フランス]]および周辺国では聖史劇([[神秘劇]])が流行しており、[[旧約聖書]]・[[新約聖書]]に題材を得て[[イエス・キリスト]]の[[キリストの降誕|生誕]]・[[受難]]・[[復活 (キリスト教)|復活]]の物語が演じられ、街の中心にある[[聖堂]]前の広場などで地元の住民などが臨時の俳優となって参加する形で数日間にわたり上演される、ということが各地で行われていた。
 
[[16世紀]]になると、[[コンメディア・デッラルテ|コメディア・デラルテ]]という仮面を用いる歌・踊りを交えた即興劇が流行するようになり、俳優が職業として成立するようになった<ref name="britan" />。男性の俳優が主に活動していたのであったが、16世紀末の段階で[[イタリア]]やフランスで職業的女優も登場するようになった<ref name="britan" />。ただし[[イギリス]]に目を向けると16世紀ではまだおらず、例えば[[イギリス・ルネサンス演劇|エリザベス朝演劇]]においては女の役は少年が女装して演じていたのであり、職業的女優が登場するのは[[17世紀]]後半になってからのことであった<ref name="britan" />。