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[[ファイル:Melon soda.jpg|thumb|200px|right|メロンソーダ]]
'''メロンソーダ'''は、[[炭酸飲料]]の一つで、[[炭酸水]]を[[着色料#食用色素|食用色素]](黄色4号と青色1号のブレンドや、[[ベニバナ]]黄色素、[[クチナシ]]蒼色素など)で[[緑色]]に着色し、[[甘味料]]で甘味をつけるなどしたものである。
 
 
== 概説 ==
一般的な[[メロン]]の外皮を思わせる緑色をしてはいるが、食用色素([[着色料]])および香料や甘味料を組み合わせて作られた風味であり、メロンの果汁は使用していないものが一般的である<ref>「添加物だけで作る果汁0%ジュース 食の実態紹介、佐賀で講演会」『朝日新聞』朝刊、佐賀全県・1地方版、2009年1月26日、p.21。</ref>。ただし、[[夕張メロン]]など[[実際にメロン]]の[[果汁]]を入れた炭酸飲料もある<ref>[https://web.archive.org/web/20180908093132/https://www.agrinews.co.jp/p44302.html [活写]そーだ北海道、行こう 果汁入り メロメロ]『[[日本農業新聞]]』2018年6月8日(2018年9月8日閲覧、アーカイブ)、『読売新聞』朝刊2018年7月15日よみほっと(別刷り)【仰天ゴハン】メロン丸ごとスイーツ([[茨城県]][[鉾田市]]など)。</ref>。
 
[[喫茶店]]などで、単にソーダと呼ぶ時はメロンソーダを指すことが多い。また、ソーダに[[アイスクリーム]]を載せた[[クリームソーダ]](ソーダフロート)のベースとしても用いられる。ただし、[[沖縄県]]や諸外国ではクリームソーダと言う場合、普通はソーダにアイスクリームを乗せた飲料ではなく、[[バニラ]]の香りがする茶褐色の炭酸飲料を指す。
 
その名に反し基本的には[[メロン]]の果汁は入っておらず、[[着色料]]が用いられている<ref>「添加物だけで作る果汁0%ジュース 食の実態紹介、佐賀で講演会」『朝日新聞』朝刊、佐賀全県・1地方版、2009年1月26日、p.21。</ref>。風味は[[香料]]や[[クエン酸]]、[[リンゴ酸]]などの[[酸味料]]によるものである。メロンソーダは1970年代まで緑色の[[タール色素|タール系合成着色料]]を使用していたが、近年では健康上での問題の懸念も一部で指摘されている事から、天然着色料が用いられているものもある。同様に[[オレンジ]]味の炭酸飲料も無果汁であることが多い<ref>{{Cite book|和書|title = 別冊宝島 1519 食品のカラクリ11 「ニセモノ食品作り」最前線-激安の裏に「添加物」!!|publisher = [[宝島社]]|year = 2008-08-08|isbn = 978-4796661768}}</ref>。
 
通常は市販されている完成品を購入するが、[[かき氷]]用のメロンシロップを炭酸水で割ることにより家庭などでも作ることができる。粉末ジュースとして販売されているものもある<ref>「もう一度食べたい:ジュース(その1) 青春追憶、粉末ソーダ水」『毎日新聞』東京朝刊、2006年5月17日、p. 14。</ref>。[[ファミリーレストラン]]の[[ドリンクバー]]の飲料として提供されていることも多い。