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差分

1980年代後半から、液晶ディスプレイ(や一部ではプラズマディスプレイ)などの薄型の表示装置が一部のPC用で使われるようになってきた。初めはNECの[[PC-9801LT]]やAppleの[[Macintosh Portable]]などの[[ラップトップパソコン]]、後にはAppleのPowerBookや[[東芝]]の[[DynaBook]]などの[[ノートパソコン]]となる系統である。特に初期のラップトップマシンは持ち運び用途もさることながら、省スペースデスクトップパソコンとしての性格も強いものであった。また、[[PC-9801T]]などラップトップパソコンの体裁を保ちながら[[キーボード]]と本体を分離できる機種もあり、今日的な液晶ディスプレイ一体型省スペースデスクトップ機の走りと見る事もできる。
 
1990年代も半ばに差し掛かると、日本語OS環境の整備と性能の向上ならびに低価格化によって、[[PC/AT互換機]]をベースとするいわゆる[[DOS/V機]]が日本でも認知されるようになる。普及初期は横置き方の筐体を基本としたが、高性能で拡張性を特に重視するものを中心に[[タワー型]]の筐体を持つものが増えるようになった。それ以前の横型機種でも縦置き可能なものは存在したが、はじめから縦置きを前提にしたものは少なく、[[PC-8800シリーズ]]の一部や[[FM-TOWNS]]、[[シャープ]]の[[X-68000X68000シリーズ]]などに例を見るにとどまっていた。同時期にAppleでも高性能機種を中心にタワー型筐体を採用するようになっている。
 
1990年代後半、スリム型 (スリムタワー型)・ブック型などと呼ばれる小型の縦置きパソコンが現れてくる。特に同時期にデスクトップパソコン用表示装置として普及の兆しを見せていた[[液晶ディスプレイ]]と組み合わせて使用すると、一般的な横置き筐体のPCと[[CRT]]の組み合わせよりもはるかにコンパクトなシステムを実現できた。一時期は省スペースデスクトップパソコンといえばこの形式のものをさすのが普通であったほどである。1997年頃、まだまだ液晶ディスプレイ装置などは比較的高価格であったにもかかわらず、たとえば[[アキア|Akia]]はDOS/V機と[[Macintosh互換機]]の両方でこの形式のパソコンを中心に販売して一時期成功を収めた。Akiaは後にAppleの互換機戦略変更のあおりを受ける形でパソコン業界から撤退しているが、今日でもビジネス用途などで用いられる低価格帯製品を中心に、この手の製品を大手PCメーカーのラインナップの中に多く確認する事が出来る。
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