「パヴァーヌ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Arpeggio (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
{{クラシック音楽}}
 
'''パヴァーヌ'''(仏語:'''Pavane'''、英語ではパヴァン)は、[[16世紀]]の[[ヨーロッパ]]に普及した行列舞踏である。パヴァーヌのかしこまった行進は、厳粛な[[スペイン]]に影響された[[16世紀]][[イタリア]]の宮廷作法に似つかわしく、パヴァーヌはスペイン起源の舞曲なのかもしれないと想像させるが、パヴァーヌの名称の由来はいまだに諸説に分かれている。そのうち一つは、「[[パドヴァ]]の踊り」(''padovana'')の転訛とするもの、もう一つは、一列に並んだ女性を、[[クジャク|孔雀]]([[ラテン語]]でpavo、[[スペイン語]]でpavon)の尻尾に見立てたとするものである。
 
パヴァーヌは、[[イングランド]]や[[フランス]]、[[イタリア]]の舞踏指南書に登場し、より活き活きとした舞曲[[ガイヤルド]]としばしば対にされている。またパヴァーヌという語は、ダンスを伴奏する特定の音楽を描写するのに使われた。[[1630年代]]半ばにダンスそのものは時代遅れになり、[[ルイ14世 (フランス王)|ルイ14世]]の宮廷でパヴァーヌは[[アルマンド]]に追い落とされたが、曲としてのパヴァーヌは数百年にわたって生き続けてきた。