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江戸時代の染色工は使用する染料の種類によって四つのグループに分かれた。特に染色の困難な[[紫草]]を扱う紫師、冬季に染色を行う[[紅花]]を扱う紅師、矢車や橡などを扱い茶色系の多彩な中間色を染め上げる茶染師、長年の研鑽によってスクモ玉の[[発酵]]を調節しさまざまな布製品を染める藍を扱う紺屋である。
 
まず、[[阿波国|阿波]]の栽培農家が夏に収穫した蓼藍の葉を発酵させ乾燥させたスクモという原料を作る、これを搗き固めてボール状の塊である「[[藍玉 (染料)|藍玉]]」として海路で京・大坂や[[江戸]]へ運ぶ。紺屋はこれを藍甕に入れて木灰や石灰、ふすまを加えてその上で水を加えて加熱することによって酵素を活発にし染料を作る。この一連の作業を「藍を建てる」という。
 
== 紺屋にまつわる成語 ==