「とびうお座」の版間の差分

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=== 恒星 ===
{{See also|とびうお座の恒星の一覧}}
[[国際天文学連合]] (IAU) が認証した固有名を持つ恒星は1つもない{{R|iaucsn}}。
* [[とびうお座ベータ星|β星]]:とびうお座で2番目に明るい。
* [[とびうお座ガンマ星|&gamma;{{sup|2}}星]]:4等星ながらとびうお座で最も明るい。6等星の&gamma;<sup>1</sup>星と[[連星系]]を成している。
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[[File:AM_0644-741.jpg|thumb|240px|left|[[ハッブル宇宙望遠鏡]]による銀河AM 0644-741の撮像。[[環状銀河]]の中心に[[レンズ状銀河]]が位置している。]]
* AM 0644-741:「Lindsay-Shapley Ring{{R|simbad_AM_0644-741}}」の別名で知られる[[環状銀河]]。
{{-}}
 
== 由来と歴史 ==
[[File:Bayer-1661-Uranometria-Leaf 49-Southern Constellations.jpeg|thumb|240px|[[ヨハン・バイエル]]の『ウラノメトリア』(1661年版)に描かれた南方の星座。中央下部に「Picsis Volans」という名前で翼を持つ魚の姿が描かれている。]]
{{See also|ペーテル・ケイセル}}
とびうお座は16世紀以降に作られた新しい星座であり、神話はない。
 
[[ペーテル・ケイセル]]と[[フレデリック・デ・ハウトマン]]が残した観測記録を元に[[ペトルス・プランシウス]]が[[1597年]]に作成した[[天球儀]]に残したものが最初である。[[ヨハン・バイエル]]が[[1603年]]に発刊した[[ウラノメトリア]]でそれを引用したことにより世に知られるようになった{{R|Ridpath}}。バイエルによって紹介された当初は ''Piscis Volans'' という名称であったが、短縮したほうがよいとする[[ジョン・ハーシェル]]の提案を受けて、[[1845年]]に[[フランシス・ベイリー]]が刊行した ''British Association Catalogue'' (BAC星表)では現在知られている ''Volans'' という名称が採用された{{R|Ridpath}}。
 
1922年5月にローマで開催されたIAUの設立総会で現行の88星座が定められた際にその1つとして選定された{{R|Ridpath2}}。
バイエルによって紹介された当初は ''Piscis Volans'' とされていたが、短縮したほうがよいとの[[ジョン・ハーシェル]]の提案により、[[1845年]]に[[フランシス・ベイリー]]が刊行した ''British Association Catalogue'' (BAC星表)からは現在知られている ''Volans'' が採用されている{{R|Ridpath}}。
 
== 出典 ==
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| work = Star Tales
| access-date = 2022-12-06}}</ref>
 
<ref name="Ridpath2">{{cite web
| last=Ridpath | first=Ian|authorlink=イアン・リドパス
| title= The IAU list of the 88 constellations and their abbreviations
| url=http://www.ianridpath.com/iaulist1.htm
| work=Star Tales | access-date=2022-12-06}}</ref>
 
<ref name="simbad_gamma02">{{cite simbad