「ミラノの奇蹟」の版間の差分

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| 製作総指揮 =
| ナレーター =
| 出演者 = エンマ・グラマティカ<br />フランチェスコ・ゴリザーノ
| 出演者 =
| 音楽 = [[アレッサンドロ・チコニーニ]]
| 主題歌 =
| 撮影 = G・R・アルド
| 編集 = エラルド・ダ・ローマ
| 制作会社 = De Sica Productions<br />ENIC
| 製作会社 =
| 配給 = {{Flagicon|JPN}} [[イタリフィルム/]]・[[松竹洋画部]]
| 公開 = {{Flagicon|ITA}} 1951年2月8日<br />{{Flagicon|JPN}} 1952年11月1日
| 上映時間 = 97分
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| 次作 =
}}
『'''ミラノの奇蹟'''』(ミラノのきせき、{{lang-it|''Miracolo a Milano''}})は、[[1951年]]に[[イタリア映画|イタリア]]で公開された[[映画]]監督は[[第4回ヴィットリオ・デ・シー]]。脚本の[[チェザーレ・ザヴァッティーニ]]が執筆した小説を基にした[[ファヌ国際タジー映画]]で、[[パルネオリアリズ・ドール]]受賞作を[[寓話]]として描いている
 
[[第4回カンヌ国際映画祭]]にて[[パルム・ドール]]を受賞{{R|festival}}。また、本作のラストは後に[[スティーブン・スピルバーグ]]監督作『[[E.T.]]』にも影響を与えた<ref>{{Cite web|url=https://www.adnkronos.com/giancarlo-giannini-spielberg-mi-disse-che-per-et-copio-de-sica_DwjQE8WIUFa9d7iCGWnc9 |title=Giancarlo Giannini: "Spielberg mi disse che per E.T. copiò De Sica" |publisher=Adnkronos |date=2020-12-13 |accessdate=2022-12-11 |language=it}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.1977magazine.com/e-t-lextraterrestre-da-vittorio-de-sica-a-stranger-things/ |title=E. T. l'extraterrestre: da Vittorio De Sica a Stranger Things |publisher=1977 |date=2019-05-08 |language=it |accessdate=2022-12-11}}</ref>。
 
== あらすじ ==
捨て子だったトトは、老婦人のロロッタに拾われ可愛がられる。だが、ロロッタの死により養護施設に入る。
捨て子だった主人公は、とある老婦人に拾われ可愛がられる。だが、老婦人の死により養護施設に入る。月日が経ち、立派な青年となった主人公は、自分の鞄を盗んだ男に同情して鞄を渡し、代わりに一晩泊めてもらうことになる。その男が住むのはどこかの私有地の一角のみすぼらしい工作物。しかし、大風で一帯の同じような「家」が壊れたことから、仲間と共同で大規模な整備を行い、同様に貧しい人々に住まわせる。あるとき、地主が新しい買い手とともにやって来る。いったんは地主たちを追い払った住民たち。その後その土地で石油が湧き上がると、とあるいさかいで仲間外れがちになっていた男がこっそり地主にそのことを告げにいく。主人公は、老婦人の亡霊に貰った魔法の羽でどんな願いでも叶える力を得ており、地主たちの明け渡しに対抗する。
 
月日が経ち、立派な青年となったトトは、自分の鞄を盗んだ男に同情して鞄を渡し、代わりに一晩泊めてもらうことになる。その男が住むのはどこかの私有地の一角のみすぼらしい工作物。しかし、大風で一帯の同じような「家」が壊れたことから、仲間と共同で大規模な整備を行い、同様に貧しい人々に住まわせる。
== スタッフ ==
 
* 監督:[[ヴィットリオ・デ・シーカ]]
捨て子だった主人公は、とある老婦人に拾われ可愛がられる。だが、老婦人の死により養護施設に入る。月が経ち、立派な青年となった主人公は、自分の鞄を盗んだ男に同情して鞄を渡し、代わりに一晩泊めてもらうことになる。その男が住むのはどこかの私有地の一角のみすぼらしい工作物。しかし、大風で一帯の同じような「家」が壊れたことから、仲間と共同で大規模な整備を行い、同様に貧しい人々に住まわせる。あるとき、地主が新しい買い手とともにやって来る。いったんは地主たちを追い払った住民たち。その後その土地で石油が湧き上がると、とあるいさかいで仲間外れがちになっていた男がこっそり地主にそのことを告げにいく。主人公は、老婦人の亡霊に貰った魔法の羽でどんな願いでも叶える力を得ており、地主たちの明け渡しに対抗する。
* 原作:[[チェーザレ・ザヴァッティーニ]]
 
== キャスト ==
* 主人公・トト:[[: {{仮リンク|フランチェスコ・ゴリザーノ|it|Francesco Golisano}}(吹替: [[仲村秀生]]
* ロロッタ: {{仮リンク|エンマ・グラマティカ|it|Emma Gramatica}}(吹替: [[木下ゆず子]])
* 泥棒・ラッピ:[[パオロ・ストッパ]]
* ラッピ: {{仮リンク|パオロ・ストッパ|it|Paolo Stoppa}}(吹替: [[西田昭市]])
* 老婆・ロロッタ:[[エンマ・グラマティカ]]
* モッビ: {{仮リンク|グリエルモ・バルナーボ|it|Guglielmo Barnabò}}
* エドウィジェ: {{仮リンク|ブルネラ・ボーヴォ|it|Brunella Bovo}}
※日本語吹替 - テレビ版・初回放送1963年5月30日『[[テレビ名画座]]』
 
== スタッフ ==
[[File:Miracolo a Milano volo.png|thumb|ラストシーン。箒で街を脱出。]]
* 監督・製作:[[ヴィットリオ・デ・シーカ]]
* 原作:[[チェーザレ・ザヴァッティーニ]]『Totò il Buono(善人トト)』
* 脚本: チェーザレ・ザヴァッティーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、{{仮リンク|スーゾ・チェッキ・ダミーコ|it|Suso Cecchi D'Amico}}、{{仮リンク|マリオ・キアーリ|it|Mario Chiari}}、{{仮リンク|アドルフォ・フランチ|it|Adolfo Franci}}
* 撮影: {{仮リンク|G・R・アルド|it|Aldo Graziati}}
* 編集: {{仮リンク|エラルド・ダ・ローマ|it|Eraldo Da Roma}}
* 美術: {{仮リンク|グイド・フィオリーニ|it|Guido Fiorini}}
* 衣装: マリオ・キアーリ
* 特殊効果: [[ネッド・マン]]
* 音楽: [[アレッサンドロ・チコニーニ]]
 
== 参考受賞 ==
* [[第4回カンヌ国際映画祭]](1951年)[[パルム・ドール]]<ref name="festival">{{cite web |url=http://www.festival-cannes.com/en/archives/ficheFilm/id/4098/year/1951.html |title=Festival de Cannes: Miracle in Milan |access-date=2009-01-13|work=festival-cannes.com}}</ref>
*[https://moviewalker.jp/mv14105/ Movie Walker]
* [[ナショナル・ボード・オブ・レビュー]](1951年)[[ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 外国語映画賞|外国語映画賞]]
 
== 脚注 ==
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* {{Allcinema title|23053|ミラノの奇蹟}}
* {{Kinejun title|14207|ミラノの奇蹟}}
* {{IMDb title|0043809|{{lang|it|Miracolo a Milano}}}}
 
{{パルム・ドール 1939-1959}}