「スーパー戦隊シリーズ/history20160321」の版間の差分

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『ゴレンジャー』がこのパターンであまりにも大きな成功をおさめたため、後続の作品にも受け継がれることになった。しかし「[[ライバル]]」とはいっても協調性のあるサブリーダーであったり、「力持ち」の場合も『精神力の強さ』や『力強いイメージ』であって必ずしも怪力の持ち主ではなかったりすることが多い。女性メンバーが二人の場合でも「少年」→「陽気な方の女性」、「女性」→「可憐及び頭脳明晰な方の女性」と読み替えたりと、若干のバリエーションを交えながら、長らく戦隊メンバーにおけるこの五類型は有効であった。作品数が増えパターン破りの試みがなされることが多くなるに従って、当てはめるのが難しい作品も増えてきてはいる。しかしそれでも戦隊を構成する各メンバーが、それぞれ自分に与えられた役割分担をこなすことによってチームワークが維持されるという構図自体は、変わらず続いている。
 
上記以外の類型として「笑い・道化」がある。彼ら戦隊が実在する組織であれば、未知の侵略者との戦いで自身や仲間がいつ戦死するかわからないといった状況に常時置かれていることになり、自ずとその雰囲気も暗くなりがちなはずである。そこにメンバーへの和みと子供番組として必要な面白さも加える『一服の清涼剤』として「笑い・道化」の存在は意外に重要なものになっており、大抵の場合は「力持ち」か「少年」タイプの戦士に付随する形で存在している。ただし複雑・深刻な人間ドラマが描かれている作品ではこのタイプの戦士がいないことも多い。また最近ではこの類型がリーダーに当てはめられるケースも見られ、「主役の中の主役」たるリーダーが子供たちにより親しみやすい存在となっている。
上記以外の類型として「笑い・道化」がある。<br>
彼ら戦隊が実在する組織であれば、未知の侵略者との戦いで自身や仲間がいつ戦死するかわからないといった状況に常時置かれていることになり、自ずとその雰囲気も暗くなりがちなはずである。そこにメンバーへの和みと子供番組として必要な面白さも加える『一服の清涼剤』として「笑い・道化」の存在は意外に重要なものになっており、大抵の場合は「力持ち」か「少年」タイプの戦士に付随する形で存在している。ただし複雑・深刻な人間ドラマが描かれている作品ではこのタイプの戦士がいないことも多い。また最近ではこの類型がリーダーに当てはめられるケースも見られ、「主役の中の主役」たるリーダーが子供たちにより親しみやすい存在となっている。
 
どの色がどの役目と結びつくかは、『ゴレンジャー』のパターンを踏襲することが多いが、他の役目と結びつくこともある。『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』以降「黒」が戦士の色として台頭してきた際には「ライバル」と結びつくことが多く、以降「黒」は「ライバル」のイメージが強まった。その際には「緑」がいなくなり、「青」が「力持ち」または「少年」にスライドさせられる。元祖「ライバル」であるアオレンジャー/新命明は二枚目で尚且つ頭脳明晰であることから、後の作品でも「ライバル」はこのように描写された作品は多い。「少年」は無邪気で明るく、長官やリーダーに対しやや粗相を見せるキャラクターとして描写される。また年齢的な面からそのような扱いをされる場合もあるが、「少年」といっても『若者らしい純粋さを持ち合わせている戦士』であって必ずしも最年少とは限らず、更に先記のように女性戦士に当てはめられる場合もある。